日向「安価とコンマで依頼を解決する」最原「その10! これで終わりだ!!」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/12/27(水) 21:18:48.52 ID:bKzrSSxV0
江ノ島「……この「世界」の名前は『ダンガンロンパ』……人々が希望と絶望の争いと、最後には希望が勝つ所を見たいって願いから創り出された『希望と絶望の世界』……私様はその『絶望側』の『核』って訳」
日向「絶望側の『核』……?」
江ノ島「簡単に言うと「ラスボス」って感じかな。RPGで言う所の「魔王」って言えば分かる? 希望の前に立ちふさがる……全世界の希望という希望を潰して潰して潰し回る絶対的な『絶望の象徴』……それが私様」
日向「…………話しが壮大すぎて付いていけない……って訳じゃあもうないな。俺はこの一年で本当に色んな事を知っちまった」
江ノ島「……何度も何度も何度も何度も「世界」を繰り返したよ。1兆回を越えてからはもう数えるのに絶望して諦めたかな。私様がこの世に誕生する=ダンガンロンパの世界が始まるって形で、最後は私様をみんなの「希望」や「未来」で倒してハッピーエンド……。そんな事を、学園のみんなに殺し合いを何度も何度も強いてきたんだ」
日向「……何でお前は絶望の象徴……核って奴になっちまったんだ?」
江ノ島「それは私様でも分らない。「ただランダムに選ばれた」とも言えるし「そういう風に創られた」からとも言える」
日向「……何でお前は世界を何度も繰り返したんだ? 自分で望んでか? それとも──」
江ノ島「『強制されてた』っていうのもあるけど、私様がそういう風に動かないと『世界が滅びるから』だね。……でもね、希望はあったんだよ。5000億3回目の世界で生まれた『最原終一』が『ダンガンロンパ』の世界を終わらせてくれた……でも、ダメだった。ただ『世界終わるだけ』じゃダメだったんだ」
日向「どうしてだ?」
江ノ島「日向先輩はインド神話の「ユガ」って概念を知ってる? 世界が終幕を迎えても、また最初の天国のような世界からもう一度世界が始まる──って奴」
日向「……最原の奴が終わらせた『ダンガンロンパ』って世界が、また1から始まっちまったって訳か」
江ノ島「……そういう事」
日向「…………なぁ江ノ島。ここまでの話しを聞いて疑問に思った事があるから聞くぞ。『お前は誰なんだ?』お前が絶望の象徴なら、最低でもこの二年の間に世界を絶望させるために色々と動いてないとおかしい筈だ」
江ノ島「……私の名前は「江ノ島盾子」天文学的な確立…………那由多分の1ぐらいの確立で生まれた『ある程度自由に動ける「江ノ島盾子」』だよ」
日向「……話しが読めてきたぞ。だからお前は──」
江ノ島「うん。このチャンスを逃すわけにはいかないって、色々と滅茶苦茶な行動を取り始めた。『みんなを絶望させたい』って衝動は、ドが過ぎた悪戯で食い止めた。「あの世界」の「モノクマ王」にも力を貸して貰って、なんとか普通の人間として生きられないかどうか頑張ってみた。倫理観を滅茶苦茶にして、エロい事をするようにみんなに促して「放送コード」に引っかかる様な事もしてきた……けどダメだった。私はどう足掻いても『江ノ島盾子』の役割から逃れられない」
日向「……………………」
江ノ島「私様はもうみんなを絶望させたくない。こんな世界を繰り返したくない。コロシアイなんてさせたくない。……そう思って行動してきたけど……でも、やっぱり全部無駄だった──と、思ってたんだけどね。新しい「希望」が出来たんだ」
日向「新しい希望……?」
江ノ島「私様が完全に『江ノ島盾子』になる前に死ぬ事だよ。今までも何度も自殺を試みたけど、その度に『何故か』上手くいかなくてさ。……でも、先輩なら違う。「あの世界の竜の勇者」になった日向先輩なら……星の聖剣を……「人々の願い」によって妖精達に錬成された神造兵器を使える先輩なら、問答無用で私様を殺せる。私様の存在はみんなの記憶から消えるけど「私様(江ノ島盾子)がいた」って「記録」は残るから、世界も滅びない」
日向「…………」
江ノ島「だからお願い…………私を、殺して」
日向「↓1」
@断わる。
Aだが断わる。
B絶対にNO!
Cイヤだね。
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