小牧嬉歌「間違ってたらアレなんだけど……何回目、なの?」
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◆ty.IaxZULXr/
[saga]
2023/12/05(火) 20:50:27.69 ID:loDylRht0
ウルル「そうだ。ミライを自分は拾わないようにしたいんだけど」
ミライ『要望はわかりました。どこかに私を送る設定をしてください』
ウタ「どこか?」
ウルル「どこかって言われても……うーん」
ウタ「それじゃあ、持ち主のところに戻るとか。この時代に残ると、何か起こりそうだから」
ミライ『はい。それじゃあ……持ち主の定義が曖昧なので、はじめて起動した時間と場所の周辺に私は移動します』
ウルル「うん。ありがとう、ミライ」
ミライ『どういたしまして。ではでは、開始のタイミングはいつでもどうぞ』
ウルル「わかった。うーたん」
ウタ「うん」
ウルル「必死にタイムリープの原因、探してたっしょ」
ウタ「うん」
ウルル「こんなんで、ごめんな。何にも振り切れなくてさ」
ウタ「ううん。劇的な映画みたいなのは心臓に悪いから。これで、よかった。なんか、自分っぽいよ」
ウルル「私もさ、うーたんほどじゃないけど、人並みに怖いんよ」
ウタ「うん。なんとなく気づいてた。それも私が知ってるウルルちゃんで、安心した」
ウルル「みんな、オムスビみたいにはなれんから」
ウタ「うん。でも、ムスブちゃんを裏切りたくない」
ウルル「なー、オムスビの前だけは少しかっこつけてたいの分かる」
ウタ「上手くできないのは分かってるよ、でも、ムスブちゃんみたいに1回目をがんばりたい」
ウルル「うーたん、あのさ」
ウタ「なに?」
ウルル「アカペラ部、入るから。絶対に声掛けに来てな」
ウタ「うん」
ウルル「楽しみだなー、登校日の発表会」
ウタ「私も、楽しみ」
ウルル「ミライ」
ミライ『はじめます』
ウタ「またね、ウルルちゃん」
ウルル「うん。またな、うーたん」
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