日向「安価とコンマで依頼を解決する」澪田「その6! RPG編っす!!」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/11/20(月) 20:39:39.99 ID:srWcxFDT0
>>572
あのー、ケイローン? いやケイローン先生! それマジで言ってます!!?
ケイローン(マジで言ってますね(ニッコリ))コショコショ
いやあのおかしいでしょ!? な、な、なんで最後の一押しがこんな──!
ケイローン(そんなにおかしいと思いますか? 愛する男女が抱擁して愛を確かめ合う事ほど『勇気づけられる』ことは無いと思うのですが……。まぁあれです。今この場でヤレとか言わないんですから私達(ギリシャ神話)の神々より何倍もマシでしょう?)コショコショ
あ、あ、あ、愛する男女!? い、いや確かに茶柱も尾美田も俺の大切な仲間ではありますけど──それに今更な感じは凄くしますけどだからって俺は──
ケイローン「(……どうやら今代の勇者殿はかなりシャイなご様子だ。ここは一つ私が──)茶柱さん、尾美田さん、二人にお願いがありまして──」
武闘家茶柱「は、はぁ?」
対魔忍尾美田「なんっすかー?」
ケイローン「実はですねお二人に「勇者殿に」お力を分け与えてあげて欲しいんです。具体的にはそう、この聖獣の森にある泉で……」
〜〜〜聖獣の森・神秘の泉〜〜〜
勇者日向「…………」
俺は先に全裸になって、泉の中へと入っていた。……ケイローン先生、上手い事二人を乗せやがったな……。『俺の為』という嘘を付く事で、二人に「だったらしょうがない」という建前を作らせた。(尾美田の方はそんなこと言わなくてもやってくれたと思うけど)
俺の創? そりゃもういつも通り元気いっぱいさ。二人の裸体を想像するだけで希望に満ちあふれちまうんだから俺もホント単純な性格してるよなぁ……。随分とこの世界に「絆されてしまった」気がする。良い事か悪い事かで言えば……。今の俺には分からなくなってしまった。
元の世界の倫理が正しいのか、こちらの世界の倫理が正しいのか、今ではもう分からない。「どっちも否定出来ない」という自分がいる。……まぁ『郷に入っては郷に従え』って諺もあるし、今の所は──
武闘家茶柱「ひ、日向さん……」
対魔忍尾美田「お待たせしたっすー! どう? どう? 武威器の裸、いつ見ても超セクシーっしょ!?」
声のした方を振り向くと、そこには全裸で胸とあそこを押さえつつ恥ずかしそうに泉の中へ入ってくる茶柱と、隠す物など何も無い! と言わんばかりにバシャバシャとこちらに近づいてくる尾美田。
対魔忍尾美田「兎にも角にも、最初は遊ぶっす! 水かけっこが良いっすか? 泳ぎで競争する……のは転子ちゃんが不利すぎるから却下としてー……」
勇者日向「……そうだな、まずは──(バッシャーン)……おい尾美田」
対魔忍尾美田「ふっふっふ……戦いは既に始まっているっすよ創ちゃん。そーれ武威器の連続攻げ「おらぁ!!」っと危っぶな! 創ちゃんさっそく反撃……ってあ……」
武闘家茶柱「…………」ポタポタ
勇者日向「あー……。いやまて、待ってくれ茶柱。これはだな──「ふんっ!」どわっぷ!! ……やりやがったなぁ! そらっ!!」
武闘家茶柱「ネオ合気道流奥義!『そこにいたお前が悪い!!』「いやそれ武威器を盾にしてるだけぶふぉぉお!!」」
……こうして俺達は、数分間水かけっこで遊んだ後、疲れたので三人で泉の浅瀬に浸かっていた。……なんだろう、裸体の女性二人と泉の中に入ってるっていうのに、イヤらしいともハレンチだとも思えない。……相手がこの二人、だからなんだろうか。
勇者日向「……気持ち良いな」
武闘家茶柱「……ええ、そうですね」
対魔忍尾美田「温泉とはまた違う良さっすよねー……。水浴びって。特にこういうメッチャ綺麗な泉での水浴びってなんか特別な感じがして武威器は好きっすよ」
俺も茶柱も、随分全裸の見せ合いに慣れたもんだ。……元の世界に戻った時に大丈夫かという不安はあるが……なぁに、きっと何とかなるさ。……だから──
勇者日向「……なぁ。茶柱、尾美田」
茶柱&尾美田『なんですか(すか)?』
勇者日向「……抱きしめても、良いか? なんか滅茶苦茶そうしたいって思っちまった」
ケイローン先生に言われたからでもなく。二人の為でもなく、ただ本当に二人の事を抱きしめたい──ただ単純に、そう思ってしまったのだ。……二人から了承の返事が貰えるまで、数分も経たなかった。
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