日向「安価とコンマで依頼を解決する」澪田「その6! RPG編っす!!」
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123: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/11/16(木) 20:34:44.83 ID:adRSPGHE0


勇者日向「う、ううん……」

何だか肌寒くて、俺はいつもよりもちょっと早く起きた。……掛け布団が無い? 一体どこに──


武闘家茶柱「…………」

部屋の中を見渡すと、茶柱が部屋の隅っこで掛け布団にくるまっていた。一体どうしたってんだ──


武闘家茶柱「転子は……転子はもう元の転子には戻れません……。イヤらしくてハレンチなこの世界に心も身体も侵されて入間さんみたいなエッチな女子になってしまうんです……」

勇者日向「……もしかして、記憶が?」

コクンと頷く茶柱。……どうやら葉隠の占い通り、茶柱の記憶は元に戻ったらしい。らしいのだが──。


武闘家茶柱「うぅ……夢野さんごめんなさい。……転子は、転子はぁ……!」

勇者日向「だ、大丈夫だ茶柱! お前はイヤらしくもハレンチでもない!!(エッチな身体をしてるとは思うけど)そういう風紀を乱す行為に真っ向から対立できる強くて立派な女子だ!! この世界でもあくまで「仕方なく」ああいう装備をしてたってだけで、元の世界じゃお前は絶対あんな恰好はしないだろ!! 違うか!!?」

メソメソと泣く茶柱を慰めるのにありとあらゆる言葉を尽くして二時間以上。茶柱はようやく立ち直ったのか、掛け布団から抜け出て立ち上がってくれた。


武闘家茶柱「い、いいいい良いですか!? 元の世界に帰って万が一この事を誰かに漏らしたりしたら貴方を殺して私も死にますからね!!」

勇者日向「分かってる! 分かってるから!! っていうかその場合俺が一方的に豚箱にぶち込まれるだけだから!!」

ようやくいつもの「茶柱転子」が戻って来てくれたと、俺は心の底から安堵したのだった。




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