プリキュア作るぞ part3【安価有】
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316: ◆15vHdNAAAEr/[sage saga]
2023/12/13(水) 10:03:55.96 ID:gjCpmcQso
クリア「はぁはぁ……」ヨロヨロ

ライガ「ほぅ、立ち上がるか」

クリア「こんな……ところで……!」

ライガ「もう分かっているんだろう? お前では私に勝てない」

クリア「あなたにだけはっ……負けられないのっ……!」

ライガ「何を言う。自分ひとりの力では私に勝てないと、そういったのはお前自身じゃないか」

クリア「もうあの時の私じゃないっ……! プリキュア!!」バッ

クリアの掛け声とともにマントがはためいた。
マントは光を零しながら細く、長く形を変えていく。
クリアは弓状になったそれを構え、強く引き絞った。

クリア「ライトニングフィッシュアロー!!!」バシュウウウッ!!!

ギュルルルッ!!!

高速で回転する1匹の魚は、音すらも置き去りにして一直線に飛ぶ。
直撃すればどんなものでも容易く貫通するほどの威力だろう。
しかしそれも、当たればの話。

ライガ「どうだかな」サッ

ライガはその攻撃を完全に見切っていた。
矢の軌道を見極め、上体を少しだけ逸らし、最小限の動きで攻撃を躱した。
ライガの胸元を抉るはずだった魚は空を貫く。

クリア「リモートコネクト!」バッ

ライガ「ん?」

バシュウウウ…
シュンッ

しかしクリアはそれを見越していた。
攻撃の向かう先、ライガの背後に予めマントの切れ端を忍ばせていた。
光の如き速度にまで到達した魚の矢は、マントに吸い込まれるようにして姿を消す。

クリア「くらえっ……!」

そしてその出口は、ライガの頭上。

シュンッ
ギュルルルッ!!!

ライガ「!」

一切威力の衰えない矢はまばたきすら許さい速度で、今にもライガを貫こうとしていた。


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