【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023
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名無しNIPPER
[saga]
2023/12/13(水) 12:42:54.16 ID:F/QFizm10
現在、渋谷:渋谷駅構内にて・・・・
播磨局「・・・・・・‥」
【今でも聞こえてくるの?】←
【その助けを求めてくる声が・・・】
播磨局「ああ。サーヴァントとなった身であれど、魂に刻まれたあの嵐の海の記録が今もまだ、私の中で壊れたスピーカーのように聞こえてくる」
播磨局「依代には少々悪い思いをしたと思っている。なんたって聞き覚えのない呪いの叫びが永遠と自身の中で聞こえてくるんだからな。」
播磨局「このサーヴァントとしての身体には、お前たちのいう聖杯と何か深い縁を持った人間が選ばれると聞くのだが・・・」
播磨局「この依代の者はどうも聖杯とは何も縁も関係性もなく、ただ何かに導かれたようにこの依代の身体に我が霊基が憑依し、それが結びついたといったところか・・・」
播磨局「どうやら私にはサーヴァントとなるにあたり、単騎で霊基を作る事が難しい個体であり、このような依代を必要とする形で抑止力に召喚されたみたいなのだ。」
播磨局「所謂、適材適所ってところか。まあ、私が知ったところで私は何も変わらないのだがな・・・。」
【そういえばずっと前にも、】
【伊斯許理度売命(イシコリドメ)がそうだったような・・・】←
播磨局「イシコリドメ?あの岩戸隠れの伝説で八咫鏡を作ったという、あの日本神話の女神か?その依代の者もまた、私と同じように訳ありだと?」
【うん。なんというかその・・・】←
―――――――――――――――――――――――――――
回想シーン:微少特異点、聖歌博音劇場上野ミュージアム:とある拠点にて・・・
https://h616r825.livedoor.blog/archives/54723836.html
未来(イシコリドメ)「いかにも、神霊である我が身体を得ようと躍起になっていたところを、偶然我の助けを求める主と我の霊基が絶妙に一致したことから、主を依代に現界したのだ。」
エルフナイン(絵)「未来さんの纏うシンフォギア「神獣鏡」は鏡の聖遺物であり、鏡作りの神であるイシコリドメとは鏡の縁もあり、そこに霊基が同調しやすかったんでしょう。」
―――――――――――――――――――――――――――
吉備真備「ふ〜ん・・・・つまりその日本神話の鏡の女神、イシコリドメも今そこにいる播磨局もまた、聖杯とは関係を持たずとも疑似サーヴァントとして現界する事が出来た訳ありって事だね。」
吉備真備「ほんと凄いよねぇ〜!特異点解決の適材適所とはいえ、英霊の魂と力を借りて世界を救っちゃうんだからね〜!ほんと誉れ高き所業だよ、君たちは。」
【真備さん!】
【もしかして聞いていたの?】←
吉備真備「ああ聞いていたよ。瞑想してでも君たちの声を拾っていたからね・・・正に地獄耳ってヤツかな?」
バーヴァン・シー「おいクソ陰陽師!さっきから黙って瞑想してみれば、マスターの話をこっそり盗み聞きしてたとはなぁ〜。」
バーヴァン・シー「宙に浮いてサボっているのだったら、貴方も少しは帳の発生源を探したらどうなのよ!」
吉備真備「探す?それならもう近くにあるよ。いま目の前に―――」
マシュたち「!」
【えっ、どこに?】
【確か目の前って・・・・】←
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