【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023
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218:名無しNIPPER[saga]
2024/04/14(日) 23:45:23.11 ID:FljaJlrH0
河神ラドン「・・・・・・・・・・・・」

吉備真備「・・・・・・・・・」


河神ラドン「・・・・出来ないか・・・。そうか・・・やはり君は私の期待外れでしかなかった。君の存在を危険分子から外して当然というべきかな?」

河神ラドン「君という存在が彼の姿でこの特異点に現れた時は少しは期待は持てたはずだと思ってたのだがなぁ〜〜・・・ほんとガッカリだよ。」

吉備真備「!?。なんだと・・・・この俺が期待外れだと?いったいどの口で言ってるんだ・・・確かに俺の身体は―――」

河神ラドン「言わずともわかる。私だって彼が君をサーヴァントの器としてこっちに召喚された事など分かるはずもない‥彼の親友である私でさえも・・・」

河神ラドン「だがそれはそれでいいさ。私は彼の私情などに興味はない・・・彼がどうであろうとも彼が私の邪魔さえしなければどうにもなる事だからね。」

吉備真備「どうにでもなるって・・・・アンタはこの依代の親友ではなかったのか?彼が吉備真備の魂の依代として現界している事も、アンタは眼中にないと・・・・」

河神ラドン「ああそうさ・・・・彼がどうなろうと倒せる事が出来ればそれで良いのさ。だって・・・‥」


河神ラドン「“彼”とは直接会ってもすら無いのだから。」

吉備真備「――――!?」



シュッ!バシュゥゥゥ〜〜〜〜〜!

吉備真備「―――――――」バシュゥゥ〜〜!ドサッ・・・・


河神ラドン「故に君が彼の姿をしようと私にはどうも感じる事など無いのだよ、吉備真備。・・・いや・・・・」

河神ラドン(最悪の特級呪詛師■■■)「“『五条悟』の皮を被った猿(サーヴァント)”め・・・・」


キュゥゥゥン・・・・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――
河神ラドンの宝具により、自身の片眼が潰れるほどに重傷を負いつつも、どうにかカルデアのマスターたちを遠くへと逃がした吉備真備。

しかし彼は河神ラドンとの問答にて、河神ラドンは彼の事など眼中にはないかのように言い張り、彼はラドンの言い放つその真実に動揺してしまい、

その隙に河神ラドンが彼にトドメをさすかのように手刀を振るい、吉備真備の顔が横真っ二つに引き裂かれ、彼の霊基はそのまま消滅するのであった・・・


そして河神ラドン自身は、吉備真備が自身の思っていたモノとは期待外れだったと悟り、彼に落胆した表情で吉備真備を倒し、その失望感溢れる目つきを持って、

吉備真備の事を“『五条悟』の皮を被った猿(サーヴァント)”と言い放ち、彼と彼が使役するサーヴァントたちと共にその場を動かずに立ち尽くしているのであった。


そして消滅した吉備真備が倒れた後には、真っ二つに引き裂かれたように破れた紙切れがあり、その紙はそのまま火がついて燃えるように消えていくのであった。


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