【FGO/SS】本当はあったFGOハロウィン2023
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162:名無しNIPPER[saga]
2024/03/01(金) 22:41:10.13 ID:qAb+ICUl0
両面宿儺(エリザベート)「・・・・まあアイツの事はそれとして‥。カルデア、貴様らの知る渋谷の地域でこの付近に何かあるのかぐらいはわかるはずだよなぁ?」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「地域?ああ確かにデータ通りであれば、いま藤丸ちゃんたちがいる所のすぐ近くには『金王八幡宮』という神社があるはずだ。」

マシュ「金王八幡宮といえば平安時代の寛治6年、もとい1092年に渋谷氏の祖である渋谷重家の元に城である渋谷城と共に建てられており、当初は渋谷八幡と呼ばれていた記録があるのですが、」

マシュ「その重家の婿男の常光がその神社に子宝祈願をしたところ、後に金剛夜叉明王の化身と称する『金王丸』が生まれた事により、神社の名を今の金王八幡宮と改名したという伝承があります。」
  
マシュ「その他にもその神社には応神天皇を祭神として奉っており、2016年前の現代でも渋谷の観光地の1つして残っているのですが・・・・」

両面宿儺(エリザベート)「その場所こそ俺がサーヴァントとして目覚めた場所であり、元人格のエリザベートもあの場所であの僧侶のサーヴァントと会ったと見ている。」

両面宿儺(エリザベート)「おそらくあの場所にはこの特異点を要となるモノが隠されているのかもしれん。その要となるモノとすれば・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ああ。おそらくその神社にはこの特異点の元凶たる聖杯、もしくはそれに類するモノがこの特異点の要石として置いてあると推測できる。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「そしてソレらがこの特異点の要である以上、あの僧侶のサーヴァントもいると宿儺は見ていると・・・・」


キョロキョロキョロ・・・・・・

【でも周りは普通に街と林の風景しかない】
【もしかしてだけど、コレって・・・・】←

両面宿儺(エリザベート)「気づいたか。そう、いま目の前の辺りに見えるのはこの渋谷にもある街と木群の風景にしか見えないが、あれらは偽物の風景だ。」

両面宿儺(エリザベート)「俺たちがいま目の前に見てるのは、俺たちを神社に入れないための“帳”・・・それも術式がとても高度なモノだ。」

両面宿儺(エリザベート)「真備の目や術式にも視覚できていないとなると、それ程までに他者に見られたくないモノがそこにあるのは間違いないかと・・・」

吉備真備「ああ・・・しょうじき言って、特異点の元凶がすぐ近くに会ったというのにすぐに見つけられなかった事が凄く悔しいというか・・・」

吉備真備「それ程までに見つける事が出来なかった以上、このような帳を降ろすほどに他の者たちに見つかって欲しくない理由があるとすれば・・・・」

【そうと決まれば行くしかないね?】
【あの帳の内側に“彼”がいる・・・・】←


播磨局「ああ、あの帳の中に藤丸立香を獄門疆に封印したあの男がいるとすればそれはそれで間違いないのは確実だな。」

播磨局「だが問題はその帳の内側にどうやって入るかだ。この特殊な帳を降ろしてまで重要なモノを隠したい以上、この帳は外から入れないような術式も入っているんじゃないのか?」

吉備真備「らしいな・・・となるといま僕らが出来る事があるとすれば、この帳の発生源となっている基を見つけて壊せばいいのだが、その基を見つけられるか・・・・」


???「おや?君たち、どこかお困りのようだがそこでなにをしているんだ?」

吉備真備、播磨局「!」

マシュ「――!?」


【この若々しく逞しい声は・・・】
【この還暦のある勇ましい声は・・・】←


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