日向「安価とコンマで依頼を解決する」罪木「その4ですぅううう!!」
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287: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/27(金) 15:59:31.65 ID:RxGfhRda0
>>285 ……お、思い付く限り努力します;;



〜〜〜数日後・とある学校のとある教室にて〜〜〜



帰り支度をしている少女A「………」

ガラララッ


少女A「!? だ、誰!?」

最原「……突然だけど初めまして、僕は最原終一。希望ヶ峰学園に所属している「超高校級の探偵」です」

日向「同じく日向創。「超高校級の相談窓口」だ」

少女Aは、突然教室に入ってきた見慣れない男子二人に相当戸惑っているようだった。まぁそれは置いておいて──


最原「……この人に、見覚えあるよね? だって一年と数ヶ月前まで、この学校に所属していた君のクラスメイトだったんだから」

山田「…………少女A殿……」

少女A「…………確かに覚えてるけど、それが何? 私、今から帰るところなんだけど」

最原「悪いけど、そうはいかないよ。……結論から言おうか。山田先輩の「カメラ」を盗んだ犯人、君だよね?」

少女A「はぁ、何言ってんの? 意味分かんないんですけど。……私はそんな豚野郎の持ってるカメラなんて知らないよ。分かったらさっさと──」

日向「……先週のオンリーイベント」

少女A「!!」

最原「……テロ犯罪防止強化対策で、サークルは勿論、参加者にも名前と住所を書くことが義務づけられていたこのオンリーイベント……。僕の伝手で調べて貰ったら、案の定有ったよ、山田くんの元クラスメイトである君の名前が」

日向「……オンリーイベントに参加してたんだよな? それも「ぶー子のコスプレ」をして」

少女Aは暫くの間押し黙っていたが、急に開き直ったように


少女A「ええ。確かに参加してたけど、それがどうしたって言うの?」

最原「……同時にこの二つも調べさせて貰ったんだ」

日向「まず一つ目が、アンタが毎回山田のサークルに「ぶー子」のコスプレをして会いに言ってる事」

最原「そして二つ目が……。君が山田先輩が同人誌一万冊を売り上げたっていう例の文化祭で「私達の文化祭を汚された!!」って人一倍強い恨みを持ってるって事も」

少女A「…………」

日向「……アンタはその事がどうしても忘れられず、自分だと分からないように山田に会いに行っては「復讐」をするチャンスを伺っていた」

最原「でも殺人や傷害、サークルの放火なんかの重罪になるような物にはどうしても踏み切れなかった。だから「盗んだ」んだ。山田先輩にとって特に大事にしているっていう、プレミア品である「カメラ」を──」

少女A「だ、だからどうしたっての!? そ、そんなの全部偶然だよ!! 私はそいつが持ってる「ぶー子のカメラ」なんて知らな──」



日向・最原『その言葉、切らせて貰う!!』



少女「……へ?」

最原「気づいてない? ボク達は一度も「ぶー子のカメラ」なんて言ってないよ」

日向「ただ「山田が持ってるカメラ」って言ってただけだ。……なんで「ぶー子のカメラ」だって事をアンタが知ってるんだ?」

少女A「そ、それは…………!!」

最原「……残酷だけど、トドメといこうか」

日向「……会場の監視カメラに映ってたんだよ。アンタが「ブー子のカメラ」を盗み出す映像がな」

俺のその言葉がトドメになったのか、少女はガックリと肩を落した。──そして



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