日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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473: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/13(金) 21:36:45.86 ID:l4uhYCrO0
コンマ95 もの凄く時間が掛かってしまった!! 事態の悪化度+1


真宮寺「……と、まぁこれだけあれば十分かな」

な、なにが「少しの間だけ」だ! 俺達二人が一緒に手伝っても思いっきし時間が掛かっちまったじゃねぇか!!


真宮寺「この事件を安全に、穏便に片付けるにはどうしても色々必要なんだヨ。……なにせ今から僕達が対峙しなくちゃならないのは……」

最原「そ、そんなことはもういいから早く行こう! 桑田先輩と澪田先輩、ゴン太くんも待ってるよ!!」

真宮寺「おや、ゴン太くんがいるのかい? それは心強いネ……」

日向「ああもう! いいから早く!!」

俺達は準備が出来た真宮寺の手を引っ張ると、無理矢理赤松の研究教室の前まで連れていった。そこには──



〜〜超高校級のピアニストの研究教室前〜〜



日向「澪田! 桑田! 獄原!!」

澪田「は、は、創ちゃん……!!」

あの澪田がらしくもなく恐怖でブルブルと震えている。──その原因は、俺にもすぐに分かった。


最原「な、なんなの……! これ!!?」

赤松の研究教室の扉が、バラの茨のような物で覆われていた。中から聞こえてくるピアノの旋律は真宮寺を呼びに行く前よりも更に悪化し、アンジーの「アッハハハハハハハハハハハハハハハ!!」という狂った笑い声も止まること無く聞こえてくる。


獄原「真宮寺くん! 君なら何とか出来るの!?」

真宮寺「随分と待たせてしまったネ。ごめんヨ。今この教室の扉を開けるから……」

真宮寺は何か魔導書のような本を開くと、自分の手を噛んで血を出し、それを扉に塗りつけて意味不明な呪文を唱え始める。……聞き慣れない言語だ。というかこんな言葉、今までで一度も聞いた事ないぞ……?

俺のそんな疑問を吹き飛ばすかのように、バンッ!! という何かが弾けるような音が炸裂すると──


真宮寺「……さぁ、これで中に入る準備は整ったヨ。……みんな、覚悟はいいネ?」

真宮寺を除く俺達五人はコクリと頷くと、真宮寺に続いて教室の中へと入る。




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