日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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290: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/10(火) 22:42:18.88 ID:B9ZE/xNe0

〜〜〜暫くして・どこかの公園〜〜〜


苗木「うーん……。い、痛てててて……」

日向「……目は覚めたか、ハーレムゲームの主人公くん?」

俺はある種の侮蔑の視線を苗木に向けて放つ。……いくらプログラムの世界だからってやって良い事と悪い事ってもんが──


苗木「あ、あれ? 日向先輩? 何で日向先輩まで僕の夢の中に?」

日向「……は? 夢の中?」

何かどうも話しに食い違いがあるようで、俺はまず自分の中の感情を沈め、苗木の話しを聞くことにした。


苗木「はい。入間さんが『自分にとって最も都合が良い夢が見られる機会だ』って……。僕が優柔不断な情けない男なのが原因っていうのは分かってるんですけど、だから『今の』僕が最高に好きな人達全員と結婚したっていう夢が見られてた筈じゃ……」

……入間の野郎! なーにが『実験に協力して貰ってる』だ!! こんなもん一種の詐欺じゃないか!! ……まぁアイツのことは後でタップリと説教するとして……。


日向「苗木、これは『夢』なんかじゃない。入間と不二咲が協力して作った「プログラム世界」だ」

苗木「ぷ、プログラム世界!? 夢の中じゃなかったんだ……」

日向「そうだ。そして今外の世界ではお前にとって大変な事が起こってる。お前の大事な人の一人が、お前が原因で窮地に立たされようとしてるんだ……!!」

苗木「──!! く、詳しく話しを聞かせて下さい!!」

すぐに目の色を変えた苗木を見てホッとしつつ、俺は朝日奈と終里の間で起きた出来事を話した……。


〜〜〜〜


日向「……って訳なんだ。どうだ? 少しは自分の置かれてる状況が分かったか?」

苗木「そ、そんな……!!」苗木の絶望度↓1(主人公補正−20)


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