日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
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156: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/08(日) 13:31:55.17 ID:IGttmG7C0


ソニアに手を引かれて暫く行くと、正しく「大行列」といって良いほど人が集まっている屋台があった。香ばしい肉の焼ける香りが、辺り一面に立ちこめている。


朝日奈「なにあの屋台? なんだか凄い人集りが出来てるけど……」

苗木「凄く良い匂いがするね。……けどなんだろう。どこかで嗅いだことのある匂いなんだけど……」

左右田「……なぁ、日向よ。なんかずっと前にもこんな事があった気がするんだが……」

日向「ああ……俺もだ。多分……」

折角だからと、皆で行列に並んで待つこと数十分。


花村「ウェルダーン! はい、次のお嬢さんご注文を……ってあれ? みんな! もしかしてとは思ったけど、やっぱりお祭りに来てたんだね!!」

日向「やっぱりお前だったか……」

澪田「むっちゃー!! お久しぶりっす輝々ちゃん!!」

今年の夏は本当に「デジャヴ」って奴によく遭遇するなぁ。と我ながら感心する。屋台には超高校級の料理人である花村がでっかい肉の塊を、鉄串に刺して炭火で焼いていた。一体何なんだこの美味そうな料理は……。


花村「『シュラスコ』だよ!!」

日向「しゅ、シュラスコ?」

花村「日本にはまだ馴染みがないかな? ブラジルの伝統的料理で、一言で言ってしまえば「ブラジル風バーベキュー」だね。バーベキューと言っても日本のバーベキューとはスケールが違う豪快な一品で、牛をメインに、豚、鶏などのブロック肉やソーセージなんかを1メートルほどの長い串に刺して、炭火でじっくりと焼きあげるんだ!!」

花村「時間をかけて焼きあげることで余分な脂が落ちて、お肉の旨みもギュギュッと凝縮! くどくないけれど濃厚で、ジューシーな味わいを楽しむことが出来る一品だよ!! 僕特製の「モーリョ」ソースを付けて食べてみて!!」

花村の実力はよーく知っているが、そんな知識がなくとも見ているだけでとっても美味そうな料理だということが分かる。肉から滴り落ちる油が「早く食ってみろ!」と俺達を誘惑しているかのようだ。それじゃあ早速一人一本……。


花村「……と、言いたい所なんだけど……」

ソニア「どうしたのですか?」

花村「いやぁ、この僕がやっているから当然と言えば当然なんだけど、沢山用意した在庫がもう切れちゃってね……。あと四人分しか残ってないんだよ、ゴメンね?」

最原「あ、あと四人分……」

霧切「私達の人数は全員で十二人だから、確率は1/3……」

日向「……ああ、ここは恨みっこ無しの真剣勝負だ。みんな、覚悟は良いな!」



「「「「「「「「「「「「最初はグー! ジャンケンポン!!!」」」」」」」」」」」」



日向「よっし! いよっし!!(グッ!)」

舞園「えへへ! やりました!!」

アンジー「主は言いました……『ぐうかわなアンジーにこそこの料理を食べる資格がある』と……」

澪田「むっきゃー! 今日の唯吹はツイてるっすねー!! それじゃあ早速……いただきマム!(あむっ)」

う、美味い!! 串に刺された肉の塊に豪快に齧りつくと、ジューシーな肉汁がこれでもかというほど滴り落ちてくる。岩塩のみのシンプルな味付けが、肉本来の美味さをより引き出させている感じがした。あとは花村が用意したというこの「モーリョ(?)」ソースなんだが……。

!!? す、凄いなこれ! 味が一気にスパイシーなそれに変わったぞ!! みじん切りにしたトマトや玉ねぎ、ピーマンといった野菜に、オリーブオイルやワインビネガーが合わさったその「モーリョ」ソースは正しく絶品で、岩塩のみとはまた違う方向で肉の美味さを引き立たせてくれてい──。(クイクイッ)ん?




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