【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.2
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96: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/09/20(水) 21:43:24.92 ID:M+ISIvdH0
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【超研究生級の料理研究家の才能研究教室】

4階に上がってすぐ左手、折れ曲がった廊下の奥に私たちを出迎える扉がある。
他の雰囲気にそぐわない清潔感のあるクリーム色のスライドドア。
その扉をガラリと引けば、すぐに私たちに花を擽る甘く優しい香り。
思わず頬が緩んで、お腹がぐぅと鳴き始めてしまうような、そんな優しい空気が立ち込めていた。

恋鐘「真乃に灯織ににちか! 丁度よかタイミングに来てくれたとね!」

にちか「恋鐘さん……こ、ここは恋鐘さんの才能研究教室、です?」

霧子「うん……恋鐘ちゃんの……超研究生級の料理研究家の才能研究教室だよ……」

灯織「すごい……下の食堂にあった厨房よりも数段グレードの高い設備が揃ってますよ。これなんかパン用の焼き窯オーブンだし……」

恋鐘「その気になればピザも焼けるばい!」

多分、私の頭に浮かび上がるような料理はなんでも作ることができると思う。
食材も一通りのものは揃っているし、なんなら私の知らないような香辛料や調理器具まで揃っている。
料理研究家、なのだから新しいメニューの開発もこれで出来るということなのだろう。

真乃「す、すごい……! それより、恋鐘ちゃん。この美味しそうな匂いはなんなんですか?」

恋鐘「うんうん! こいだけの設備をもろうたけんね、早速霧子と一緒にクッキーの焼いとる!」

霧子「中にフルーツのジャムを練り込んで、優しい甘さにしてるんだ……せっかくだからみんなにも、どうぞ……」

にちか「え、本当ですか〜! やった〜! 恋鐘さんの料理マジでプロ顔負けって感じなので超期待しちゃいますよ!」

恋鐘「全然期待してくれてよかよ! うちん料理は世界一たい!」

私たちは月岡さんが自信満々に差し出したクッキーに舌鼓を打ちながら、部屋の探索を開始した。




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