【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.2
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141: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/09/23(土) 21:16:45.40 ID:+h3ktCbr0

樹里「にちかも聞いたほうがいいよ。霧子に一度身を委ねてみろって。自分の心臓の奥に眠るものに気づけるからさ」

にちか「ちょ、ちょっと待ってください……! 要らない、要らないですって……!」

並ならぬ様子に恐怖心を覚えて、思わず後退りした。
後退りしたのは、よかったんだけど……

にちか「……へ」

その先には、食堂の卓と椅子があって。

ドッシャーン!

私は後ろから派手にすっ転んでしまった。
食堂中に響き渡る音で、さっきまで厨房で作業をしていた月岡さんをはじめとして、その場に居合わせた全員が私の元へと駆け寄ってきた。

恋鐘「に、にちか〜〜〜?! な、何があったとね?! 泡吹いて倒れた蟹みたいになっとるばい!」

あさひ「大丈夫っすか? だいぶ派手に転んだみたいっすけど」

真乃「に、にちかちゃん……起き上がれる? 手、使って……っ!」

私のことを覗き込んで心配してくれるその表情をみて、深い息が出た。
その瞳にはあるべき色がちゃんと宿っている。変に瞳孔が静止するようなこともなく、不安と混迷にちゃんと揺れている。
人間らしい表情をしていると言えばいいだろうか。
少なくとも、さっきまでの灯織ちゃんと西城さんのそれとは違って、自然なものだった。

霧子「……樹里ちゃん、無理強いは良くないよ。ちゃんとにちかちゃん自身に分かってもらわないと……」

樹里「お、おう……悪い……」

霧子「然るべきタイミングで、言葉はちゃんと届けないと……届くものも、届かないから……」

灯織「……」

(……マジで、なんだったの)



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