【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.2
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115: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2023/09/20(水) 22:11:42.72 ID:M+ISIvdH0
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私が住むのはごく普通の一軒家。
書斎という名前が与えられてはいるものの、父の部屋として以上の機能はそこにはなく、扉も他の部屋と変わらないごく普通の一室だ。
パイル材の扉を手の甲で三度ノックすると、父から返事があった。すぐにノブを引いて、その中に一歩踏み込んだ。

『……何? 用事って。わざわざ呼び出すなんて珍しいよね』

父は珍しく机の上のパソコンの電源も落として、半身をこちらに向けた状態で出迎えた。
机の上では淹れたばかりのコーヒーが湯気を放つ。

『ああ、ごめんな。お前と面と向かって話がしたくてな』

『……』

話をすると言われても、腰を下ろすところもない。
私は腕を組んで、露骨に鬱陶しそうな表情を浮かべた。
用件は手短に、という意思表明だ。

『うん、早速なんだが……本題だ』

父はデスクの下に引っ掛けてあったビジネスバッグを膝の上に乗せた。
慎重な手つきでチャックを開けると、そこから一通の封筒を取り出した。



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