日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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912: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/03(火) 12:18:35.37 ID:DH4hXlgR0


〜〜それから約数十分後〜〜


日向「…………」

罪木「…………」

俺達は互いに顔を真っ赤にして、保健室のベッドの上に向き合うように座っていた。……なんとも気まずい空気が、完全に場を支配している。


日向「あ、あのぉ……」

罪木「ひゃ、ひゃいぃ! な、なんでしょうかぁ……?」

それでも言葉を交わさなければ、喋らなければなんの変化も生まれない。俺は勇気を出して、罪木に先の言葉の真意を確かめる。


日向「ほ、本気なのか? その……お前、俺の事が……」

罪木はリンゴのように顔を真っ赤っかにすると、コクン。と小さく頷く。


罪木「はい……。ずっと……ずっと好きでした。あの日、日向さんが私を助けてくれた時から。私の過去を聞いて貰った時「だからそれ(ゲロブタ)で構わない」って言った私に、本気で怒ってくれたあの日から。ずっと……ずっと……」

日向「……そうか」

……罪木がずっと胸に秘めてきたこの想いに、俺はどう答えれば良いんだろう。そもそも俺にとって「罪木蜜柑」とはどういう存在なんだ? ただの友達? 仲の良いクラスメイト? それとも──
俺が慰問自答していると「あ、あのぉ……」と罪木が喋り掛けてくる。


罪木「い、いきなりこんな事を言われても困っちゃいますよね!! ですから……そう! 卒業式の日です!!」

日向「え?」

罪木「もし私とその……こ、こここ恋人になってくださるというのなら、卒業式の後、私の研究教室に来て下さい。……私、待ってますから。どんなに望みが薄くても、日向さん。貴方の事を待ってますから……」

そう言って、罪木は再び俺を優しく抱きしめる。……ここで抱きしめ返してやれない俺の不甲斐なさを心底情けなく思いながら、俺は暫くの間、罪木に抱きしめられ続けた。


罪木 の 絆クエストをクリアしました!! 罪木のパンツを手に入れました!! 「罪木に助けを求める」の難易度が更に下がりました!! 罪木と大切な「約束」をしました!! ED・罪木蜜柑編 が解放されました!!




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