日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
1- 20
911: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/10/03(火) 12:16:56.44 ID:DH4hXlgR0


オラァ! 昼休憩のゲリラ投稿じゃあ!!


日向「ふぅ……やっと落ち着いた……」

なんとか西園寺と澪田、そして罪木の誤解を解いた俺は、再び保健室のベットに横たわっていた。
……西園寺と澪田は既にいない。二人は一応納得してくれたみたいだが、それでもなんとも言えない微妙な眼で俺を見続けながら、先に保健室から去って行った。残っているのは俺と……


罪木「ご、ごめんなさぁあああああああい! ま、まさかこんな事になるとは思わなくてぇ……!」

ペコペコと俺に頭を下げてくる罪木だけだ。いや、その件に関してはもう良いんだが……。


日向「罪木、お前はどこで、その……あ、ああいう情報を入手したんだ?」

この件については明らかにしておかなくてはならない。もしどこかから俺がしでかした事が外部に漏れているというのなら、俺は兎も角ソニアにまで迷惑が掛かってしまうかもしれない。罪木は「そ、それは……そのぅ……:と、口をモゴモゴさせてかなり言いづらそうにしながら


罪木「……ひ、日向さんに直接聞きましたぁ……」

……は? 俺から聞いた? そんな馬鹿な。俺はソニアとあった事は絶対に人に、罪木に喋ってなんか──。


罪木「お、覚えていませんかぁ? 夏休みに入ってから16日目の事なんですけどぉ……」

日向「夏休み16日目……?」

確かあの日は日課のランニングの途中で駄菓子屋の前で王馬と会って、あめ玉を貰って少しの間駄弁って……。それから……それから……そう! どこかで澪田と罪木に会って……会って……


罪木「こ、混浴制の銭湯でそのぉ……」

混浴制の、銭、湯────


日向「あ、あ、あああああああああああああああああああああああああああああ!!?」

思いだした。俺はこの時、全てを思いだした。思いだしてしまったのだ。あの異常な暑さのなか、ボーッとする頭で違和感や疑問すら持たずに澪田と罪木と一緒に銭湯に入って……!!
次の瞬間には、俺はベッドの上で罪木に対して全力で土下座していた。なんで今の今まで忘れてたんだ!? というか、幾ら混浴制の銭湯とは言え、何で同じクラスメイトの女の子達と一緒に風呂に入るってシュチュエーションに忌避感を覚えなかったんだ!!?


罪木「ひ、日向さん!?」

日向「ほんっっっとうにすまない!! じ、自分でも訳が分からないんだが、あの時はお前らと一緒に風呂に入る事に何の抵抗感もなくて……!!」

一体あの時の俺はどうなってしまっていたっていうんだ!? 夏を刺激する妖精達に浮かされて頭がおかしくなっちまってたとでもいうのか!?


日向「詫びならなんでもする! 何でもするからその、あの日の話をこれ以上広める事だけは……!!」

俺だけが変態の烙印を押され、最悪の場合豚箱行きになるっていうならそれでも構わないが、それでソニアや罪木、澪田にまで良からぬ噂が立つような事があれば俺は、俺は……!!


罪木「お、お、落ち着いてくださぁあああああああああい!!」

日向「モゴッ!?」

顔を上げた俺に、罪木が抱きしめるように俺に覆い被さってくる。その豊満で柔らかい胸が、俺の顔に「ぽよよん」と直撃した。
……なんと大きくて柔らかいおっぱいなのだろう。ソニアのそれも凄かったが、罪木のそれを例えるなら聖母のような物で、俺の中のあらゆる罪や汚れを祓ってくれるような……そんな気がした。


日向「モゴッ! モゴゴゴ!!」

罪木「わ、私、今後はこの話は誰にも話したりしません! 誰にどんなに虐められたって誰にも言いませんからぁ!!」

罪木がそう言って俺を落ち着かせようとギュゥウウウウッ! と抱きしめてくるが、俺はそれどころではなかった。胸だけではなく腕や脚、おなかや総統際どい部分まで、完全に密着してしまっていたからだ。取りあえず放れるよう罪木に言いたいが、胸を身体に押しつけられているせいでまともに喋る事も出来ない。


罪木「そ、それに私。日向さんが私の身体を「最高だった」「福眼だった」って言ってくれてとっても嬉しかったんです!! 日向さんが私の身体を綺麗だって言ってくれた時、こう、心臓がドキドキして止まらなくなるぐらいに……。だ、だって……だってぇ……」




罪木「わ、私! 日向さんの事が大好きですからぁああああああああああああああ!!」




その叫び(告白)を聞いたのを最後に、俺の意識は(呼吸困難で)完全に無くなった。グデンとして抵抗もしなくなった俺に「日向さん? 日向さん!?」と罪木が必死に声を掛けてくる。……ああ、こんな最期を迎えられるってんなら、俺の人生、そう悪い物じゃなかったかもしれないな…………。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/526.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice