日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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805: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/30(土) 21:12:59.12 ID:kBUcgJoc0


俺を呼ぶその甲高い声が聞えてきたのは、間違いなく銭湯の中……浴槽の中からだった。「──は?」と思わずそちらを見る。


罪木「ふゆぅ……日向さんもお風呂ですかぁ?」

澪田「たっはー! 今日は異様に暑いっすからねー。真っ昼間っからお風呂に入ろうと考えてもなんら不思議じゃないっすけど……。凄い偶然もあったもんっすねぇ」

日向「罪木に澪田?」

そこには俺の同期であり、超高校級の保健委員の罪木蜜柑と、超高校級の軽音部である澪田唯吹がいて、仲良く隣り合って風呂に入っていた。当然、風呂にバスタオルを持ち込むのは厳禁なので、二人とも俺同様全裸である。俺は未だにボーッとする頭のまま、二人に話しかけた。


日向「よお、こんな所で仲良くお風呂か?」

澪田「いやー、ちょっと前までこの近くにある駄菓子屋で小吉ちゃんと駄菓子を議題に話をしてたんすけど……」

罪木「なんだか急に暑くなってきてしまって……。水を飲んでも飲んでも汗が止まらなくてぇ……」

澪田「そしたら小吉ちゃんが「この近くに格安の銭湯がある」って教えてくれたんす!」

日向「そうか、俺と同じだな。……一緒に入っても良いか?」

澪田「モチのロンっすよ! 銭湯は皆で入った方が楽しいっすからねー! 声も良く響くし、歌を歌うのにも丁度良いっす!!」

罪木「ふゆぅ……こ、こんなゲロブタと一緒で良ければ……よ、よろしくおねがいしますぅ!!」

二人の許可を取り、俺は浴槽の中へと入る。──ああ、気持ちいい。身体の中に溜まった疲れが、ドントンと湯に染みだして行くようだ。正直そのまま眼を閉じて眠ってしまいたい位だったが、こんな所でもテンションが高い澪田がそれを許してはくれなかった。


澪田「というわけで、急遽開催! 男女混合何でもありしゃべくり会っす! さぁさぁ蜜柑ちゃん、最初の話題をどうぞ!!」

罪木「え、ええっ!? えっと……じゃ、じゃあ↓2で……」


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