日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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506: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/09/23(土) 09:50:26.26 ID:iLyrEeKG0
64 入間のことだと話す。


──ええい! もう知ったことか!! 元々と言えばあいつが蒔いた種なんだ。シッカリと自分で報い(?)を受けてもらおうじゃないか!!

俺は自分の頬を両手でパン! と一発叩くと「よし!」と眼を見開いた。


赤松「せ、先輩? どうしたんですか?」

夢野「……何やら覚悟を決めたような顔じゃのぉ。ウチらに情報を共有する決意が付いたか」

日向「ああ……。その素直になれない女子っていうのはな……」

春川「(ドッドッドッドッドッ)←心臓の音)」


日向「──入間だよ。入間美兎だ」


俺がそう告げた瞬間、赤松は「うわっ」としたなんとも言えない表情で固まり、夢野は「はぁ……」と実に面倒臭そうに溜息を付き、春川は何故だか「はぁああああああああー……」と大きく息を吐いた。


赤松「い、入間さんですか……それはなんというかその……」

夢野「んあー……。絶望的にめんどいのぉ……。今からでもこの話を聞かなかったことに出来んか? 出来んじゃろなぁ……」

日向「そう言うと思ったから詳細を話したくなかったんだよ……。俺がどんだけ厄介な依頼を受けてるか、これで分かっただろ?」

赤松「え、ええまぁ……。今回も大変そうだなぁって事は分かりました……。それでその、相手の男の子は……?」


日向「……王馬だ。王馬小吉だよ」


俺がそう告げた瞬間、赤松は「ああやっぱり……」といった表情をし、夢野は「…………」と少しばかり不満そうな顔をして、春川は未だに「はぁあああああああああああー……」と、大きく息を吐いていた。


赤松「お、王馬くんかぁ……。確かに二人で(かなり一方的に)罵りあってる姿は毎日のように見ますけど……」

夢野「……やれやれ、入間の奴も趣味が悪いのぉ。よりによってあの王馬と……いや、必然と言えば必然か? 男子の大問題児筆頭と、女子の大問題児筆頭が惹かれあうのは」

春川「別に……単にアイツが救いようのないドMだってことが改めて証明されただけでしょ。「プライドが高くて素直になれない女子」っていうのも納得だしね」

赤松・夢野((それ春川さん(お主)が言う(か)……?))

日向「……? 兎に角、入間の奴に恋心を自覚させるのが今回の依頼なんだ。つき合ってもらえるか?」

赤松「……言い出しっぺだし、私はつき合いますけど……。夢野さんと春川さんはどう?」

夢野「んあー……。正直断わりたいが、日向先輩には転子の暴走を止めるのを手伝って貰った恩があるしのぉ……。その礼としてつき合ってやるわい」

春川「……私も、前に入間の暴走を止めて貰った恩があるしね。これで貸し借りを無しに出来るならつき合うよ。……ただ、仮にその依頼が成功したところで嫌な予感しかしないけどさ」

日向「決まりだな! それじゃあ……」

赤松「……あ、ちょっと待った!」

俺が女子会の計画を詳しく立てようとした瞬間、赤松から挙手が上がる。……なんだ? 一体どうしたっていうんだ?


赤松「女子会をやるのは構わないんですけど、その変わり────」




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