日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/09/21(木) 21:43:48.33 ID:RCTzx9Ed0
〜〜ゲーム終了から数分後〜〜
澪田『いやー! 激闘に次ぐ激闘っしたねー!! どう思います白夜ちゃん!』
豚神『ふむ、そうだな……。第一回戦で78期生の皆に手酷くやられた77期生だが、それを経験に皆が団結。運が味方したといのもあるだろうが、様々な面で77期生が「少しだけ」78期生のそれらを上回った──そんな感じだろう。……最終戦で本気を出してきた七海に関しては別だが』
澪田『相手チームに自分の居場所を一度も悟らされずに見事なカウンターで3キルっすからねー。いやー、流石は千秋ちゃん! 超高校級のゲーマーはサバイバルゲームでもやはり強かった!! って感じっす!!』
実況者二人の解説もあまり耳に入らず、俺達は一団となって健闘を称え合っていた。
左右田「いやー、改めて思ったけどやっぱ七海やべーわ……。スナイパーライフルを持ってる訳でもねーのに怖すぎんだろ……。相手との距離も結構あったってのによぉ……」
日向「ああ、間違い無く今回のMVPだな。凄かったぞ、七海。流石は超高校級のゲーマーだな!!」
七海「えへへ……。うん! みんなありがとう!! やっぱり本気でやるゲームは楽しいね!!」
狛枝「ああ……本当に素晴らしいよ!! ……七海さん、君は正しく皆の希望になったんだ。君の踏み台になれた左右田くんと九頭龍くんが羨ましくて仕方がないよ……!」
九頭龍「勝手に人を踏み台扱いしてんじゃねーぞタコ!! アレは俺が自分の意思で七海を信じて囮になったんだ。七海を信じた俺の判断が間違ってなかったって事でもあるな!」
MVPである七海を中心に、俺達は勝利を祝いあう。勝利の興奮が、一端の冷めやりを見せるその時まで──
〜〜〜〜
苗木「……あはは……ボク、全部のゲームで一番最初に撃破されちゃったね。しかも殆ど何も出来ずに……本当に超高校級の幸運を名乗って良いのかな……?」
舞園「そんな! 苗木くんの所為じゃありませんよ!! そもそも一回戦のあれは囮前提でしたから!!」
朝日奈「そうだよ! そんなのただの偶然偶然!! 気にしない方が良いって!!」
不二咲「うん、そうだよ。ボクだって目立った活躍が出来たわけじゃないし……。左右田先輩を撃破できたのだって、偶々みたいなものだしね……」
霧切「……私が七海さんの本気を侮っていたのも敗因だわ。まさかあそこまで……プロの軍人レベルの単独行動が出来るなんて思いもしなかった。日向先輩の奇襲もね」
78期生の方からは反省と励まし合いの声が聞える。その声と雰囲気に一定の悔しさは滲み出ているものの、後悔は無い。出来る事を全力でやった──多分、みんながみんなそう思っているからだろう。
澪田『さぁさぁ創ちゃんたちー! 反省会も健闘会もそこまでにするっすよー!』
豚神『サバゲーの後にする事と言ったら決まっている……。そう! 宴会だ!!』
澪田『輝々ちゃん特性のバーベキューセットが唯吹達を待ってるっす! こっちも思いっきり楽しむっすよー!』
ワァッッ──! と、俺達の中から歓声が上がる。そう、今日は何もただサバゲーをやって終わりというわけじゃなかった。花村にお願いして用意して貰った野外用のBBQセットで大宴会をするのだ。
〜〜〜〜
ワイワイガヤガヤと、みんなが焼きたてのBBQを食べながら雑談している音が聞こえてくる。俺も勿論その中にいるのだが、まだサバゲーの興奮が醒めやらぬのか頭がボオッとしていて、まるで夢見心地の様だった。
と、そんな俺に誰かが話し掛けてくる。↓2
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