日向「安価とコンマで依頼を解決する」七海「その2だって」
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◆DWp3lSnh.v3L
[saga]
2023/09/06(水) 22:35:54.84 ID:Dzpb4dCZ0
転子「…………」
日向「どうだ。……なにか反論はあるか? ああ、別に合っても良いぞ。お前達が不法侵入&ストーカー行為をしていたって事実に間違いは無いわけだしな」
俺はかなり厳しめの言葉で茶柱を詰る。本来緊急時用の自分専用の輸血パックを盗み、そして非合法な献血で自分の血液を大量に手に入れていたんだ。魔術云々は兎も角、これが表沙汰になれば停学処分ではすまない事態になるだろう。
夢野「……のう、転子よ。黒魔術を使う前の正々堂々としたお主はどこに行ってしまったんじゃ?」
夢野は悲しそうな、しかしシッカリとした意思のある眼で茶柱を叱りにかかる。
夢野「お主はいつも堂々としておった。確かに多少やり過ぎな部分も多くあったが、それは自分のやることなすことに「絶対に間違っていない」という信念があってこその物じゃった筈じゃ」
転子「……」
夢野「少なくとも、ワシはこんな卑怯で陰湿な手を使うお主よりも、堂々としていてウザったいぐらい晴れやかなお主の方が好きじゃぞ。その方がまだマシ、という意味じゃがな」
転子「夢野さん……」
夢野「じゃから、こんな真似はもうやめい。ワシに付きまといすぎるのは嫌じゃが、どうしても構って欲しければ構ってやるし、時々、ホンの少しの間で良いなら添い寝もしてやるわい。……お主がこんな真似をしていると言う事自体が、ワシは悲しくて辛いのじゃぞ」
転呼「ゆ、夢野さぁあああああああああああん!!」
その言葉を期に、茶柱は泣き崩れるように夢野に抱きついた。ヨシヨシと茶柱の頭と背中を撫でる夢野が、今は何だが凄く大人びて見えたのだった。
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