デジタルモンスター研究報告会 season2 後編
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151: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2023/09/16(土) 12:27:56.60 ID:Q+AQoDOUO
「そうだケン。俺達の戦力は、致命的といえるほど陽動に弱い。我々がコマンドラモン達を連れ出してる間に、我々の本拠地やクレカ会社のような本命を狙われたら、打つ手がなくなる。この致命的な弱点を、このまま放題するわけにはいかない」

でも、今まで相手はその欠陥をついてこなかった。

「いや、仕掛けてきたぞ。先日プチ見張りマッシュモン達が対処した、キーロガー型ゲレモンを覚えているだろう。奴らは見張りマッシュモンがいるユーザーのパソコンだろうと構わず侵入していた。これは情報を盗むことより、我々の戦力を撹乱するための陽動の意味合いが大きいだろうな。俺達はそれが陽動だと読んでいたからこそ、マッシュモンだけで対処することにしたんだ」

そ、そんな駆け引きが…
ちゃんと分かってなかった。

「幸いにも今はまだクラッカー側の戦力も育っていない。陽動用デジモンもマッシュモンで対処できるうちはいい。だがプチ見張りマッシュモンで対処できなるくらい敵の戦力が増したらどうする?見殺しにするか、本隊で出現するしかなくなるだろう」

う、うぅ…!
考えただけで頭が痛くなる!
我々以外にも誰か強いセキュリティデジモンを増やしてくれよ!

「…パルタス氏が今やろうとしていることが、まさにそれだ、ということだ」

あ…。
…そういうことだったんだ。

「だから最初からそう言っているだろう!何を聞いていたんだ貴様ら!」


カリアゲが立ち上がった。
「ちゃんと!!!!!!!順を追って!!!!!分かるように!!!!!!話せ!!!!!!」

ひぃぃ!
カリアゲがキレた!!


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