デジタルモンスター研究報告会 season2 後編
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148: ◆VLsOpQtFCs[saga]
2023/09/16(土) 11:31:06.56 ID:Q+AQoDOUO
どういうことですかリーダー。
パルタス氏の提案には乗り気になれませんが。

『それは彼女の営業が下手だからだなぁ!ハーッハッハッハ!』
今まで黙って聞いていたスポンサーさんの声が、端末から聞こえてきた。

「なっ…!なんだと!?侮辱か貴様!?」

『パルタス君!きみは前から思っていたが交渉がヘタすぎる!せっかくの提案がこれじゃ台無しだ!となりのバンモチ君に代わってはどうかね?』

「ぐ、ぐぬぬ…」

話を振られたバンモチ氏がなにか言おうとすると、リーダーが静かに口を開いた。
「…いや、いい。俺が説明する」

り、リーダーがですか。

「まず…先日のAAAとの戦い。お前らは勝ったと思うか?敗けたと思うか?」

え?
ああ、うちの本拠地を攻めに来たキャンドモンやシャーマモン達ですか。

ファンビーモンが片付けてくれましたよね。
我々の勝利じゃないですか?

「…みんなそう思っているのか?」

カリアゲ、シン、クルエはリーダーの問いに頷いたが…

当時、現場で対処に当たっていたメガは縦には振らなかった。

スポンサーさんはタブレット越しに、我々を観察しているようだ。

…尚、神木さんは「きみたち二人の商談に私が割り込むのは違う」と言って応接室には来ていない。

一通りの反応を確認した後、リーダーはメガの方を向いた。

「…メガ。お前だけ、勝ったと思ってないんだな」

んん…?
本丸を防衛できたから勝利じゃないの?メガ。


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