古美門研介「こんな機会滅多にないぞ」黛真知子「自信がないのかしら?」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2023/08/30(水) 00:24:54.91 ID:7KMNvF/HO
「親権を停止させて、どうしたいのか?」

審問が始まった。父の質問を慎重に答える。

「メイさんは更生したいのです。芸能活動を休止し、勉学に励み、通常の人間関係と社会を学びたいのです」
「留美子さん。それは受け入れられますか」
「メイが望むなら受け入れられます」
「ほう。これで済んだ」

開始早々に終わらせにきた。舐められてる。

「メイさんにとって辞めてもいいという母の言葉は辞めたら許さないという脅迫に他なりません」
「何故そうなる。理解に苦しむ」
「メイさんは物心つく前から母親の幸せは自分の幸せなのだと教え込まれてきたんです。一種の洗脳教育です」
「洗脳? 洗脳の定義とは?」
「一般常識と異なる価値観や思想を植え付けることです」

あんたが私にやったように。すると不意に。

「黛先生、でしたね?」
「あ、はい」
「ご家族だけの習慣はありますか?」
「えっ」
「黛家だけのルールはありますか?」

パートナー弁護士は、思い当たったように。

「ああ……あははは。うちでは親しい人がうんちを漏らしたら大笑いして励ますルールがあって、だからみんなそうなんだと思って。クラスメイトが漏らした時に高らかに哄笑したら、その子がめっちゃ怒って。フハッ!」

敵味方も唖然とする室内に哄笑が響き渡る。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

閑話休題。裁判長は黛君を摘み出すべきだ。


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