269: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2024/03/08(金) 21:41:46.22 ID:zBkrFghu0
J('-`)し「………………止めに来たわけじゃ、ないんだ」
@# _、_@
.( ノ`)「本音は止めたいさ、そりゃあね。言葉を尽くして、何時間でも何日でも説得して、力尽く腕尽くになろうとも止めたいよ。
当たり前じゃないか、アンタは親友なんだ。親友に“そう”してほしい奴がどこにいるってんだい」
J('-`)し「ころもちゃんの腕尽くじゃ、私どのみち無事じゃ済まないと思うなぁ」
@# _、_@
.( ノ`)「そういう話をしてんじゃ………ってさっきの意趣返しかい、敵わないね」
J('-`)し「敵じゃないのに?うふふ。
それこそ、力づくで止めに来られたらどうしようって思ってたんだけどね。物理的な意味で“敵わない”しさ、私だと」
@# _、_@
.( ノ`)「………。親友だからこそ、言えやしないよ。“生きてりゃいいことある”だなんて無責任なこと。
気持ちが解るこそ、言えたもんじゃないんだよ。“あの子はそんなこと望んじゃいない”なんて空虚な御為ごかし」
J('-`)し「……………」
@# _、_@
.( ノ`)「あのバカ二人も、姉者も、妹者も、あの人も………家族の誰一人だって、欠けようものならアタシはみっともなく泣き叫んでのたうち回ってそこら中に当たり散らすだろうさ。全員が失われた日にゃ、きっと何の未練も迷いもなくアンタと“同じ選択肢”をとるよ。
仮にその原因が何かしら人為的なものだったなら、まぁ一発かましてからにするかもしれんがね」
J('-`)し「………………………………」
@# _、_@
.( ノ`)「もちろん、本音を言うなら止めたいよ。だけどね、そりゃアタシのただのエゴだ。アンタの気持ちが解り、そしてアタシ自身同じ立場なら“そう”するって解るからこそ、アタシは止めない。
親友の、的場真美の選択を尊重するよ」
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