163: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/09/06(水) 21:01:29.28 ID:dskVu9Ou0
彡(゚)(゚)「単純な性能で言ったら近現代の戦闘機を“狙い撃てる”ような代物ちゃう。
無論肉薄爆撃が必須になる手前相応のリスクは負わなならんが、にしてもそのリスクを大きく軽減する方法もとっくの昔に確立されとる」
(☆...●)「あえて深海棲艦側に姿を晒しつつその軌道を火線で追撃させ、弾幕の隙間を大きく開かせた上での包囲突入。ロシア海・空軍はこの戦術で25体の深海棲艦共を海の藻屑にした。
この件は世界中の軍事関係者に共有されているし、オーストラリア空軍も米軍と共同戦線を張ったフィリピン海でしっかり戦果を上げた」
彡(゚)(゚)「“ヒト型”が、いきなり誘導兵器持ちにステップアップしたっちゅー可能性を否定はできんが………まぁオーストラリア艦隊の動き的にその線は薄そうやな」
(☆...●)「流石に航空隊からの連絡が入るだろうし、そうなれば当然“既存個体”の武装変更も危険性としては考えにゃならん。
その上で肉薄されたとなれば、まぁ俺なら開幕から撤退一択だ。曲がりなりにも迎撃の姿勢を見せようって動きに違和感が拭えない。つーか、“ヒト型”の存在が航空隊から共有された時点でそもそも得体が知れなさすぎて退くかもしれねえな」
彡(゚)(゚)「ほな、そこについてワイから一つ仮説を付け加えよか。
ヒト型が航空隊から“視えなかった”としたら、どうや?」
(☆...●)「………ヒト型とやらが大きさについても人間大である、と仮定。10体を優に超える5m〜10mの水生生物の群れの中に紛れておけば、たった二人の“人間”なんざ空からはなかなか視認できねえな」
彡(゚)(゚)「況してや音速超えた戦闘機からとなればなおのことよ。カメラ映像かて万能やない、おまけに払暁戦闘となれば更に難易度は上がる。
そして、深海棲艦との戦闘は世界中で頻発こそしているが出現からの時期はあくまで2ヶ月程度。テンプレートと思われていた動きを、連中が唐突に変えてくる。そんなことがあったとすれば………」
(☆...●)「………迎撃効率は落ちる。元々、5〜10mって大きさは無誘導で爆弾叩き込むには決してデカい的ってワケじゃない。その“さしてデカくない的”が、対空砲火を撒き散らしながら小回り利かせつつ40ノットで泳いでりゃなかなか攻撃の機会は生まれない」
彡(゚)(゚)「で、正になかなか攻撃の機会に恵まれず苛立ちを隠せずにいた航空隊が、突然今まで通りの動きを目にしたとしたら?
それも、“自軍艦隊との交戦範囲に肉薄したから”って極自然な理由もある上で、や」
(☆...●)「飛びつくな、あまり時間がない故の焦りも手伝って。確実に、多少無理な陣形からでも状況打破のために突貫する」
彡(゚)(゚)「そこに、何かしら今までになかった攻撃が殺到し一網打尽………台本の筋は通っとるやろ?」
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