9:名無しNIPPER[saga]
2023/08/11(金) 21:39:53.02 ID:EnfCaTzlo
「そうだ、あいつらに……」
段々何があったのか思い出してきた。友人との待ち合わせに遅れていた俺は少しでも早く行こうと、裏道を通っていこうとしたんだった。だけどその途中で妙な連中を見たんだ…。
黒ずくめのあいつらは互いに何かを手渡していた。それが何なのかつい気になって物陰から身を乗り出したとき、音を立ててしまって見つかったんだ。
するとあいつらが一斉にこっちを振り返って、慌てて逃げる俺を追いかけてきた。
それで…そうだ!なんとかあいつらをやり過ごそうと近くにあった廃屋のトイレに逃げ込んだと同時に、床が抜けて…。
「ってことは、ここは…便所の底、か…」
そのことを意識すると、ただでさえ臭かった臭いがさらに強烈になってきた。
取引の内容や自分を追いかけてきた奴らの正体も気になるけど、まずは…
「ここからでないとな…」
あらためて辺りを見渡すと、上方から微かな光が射し込んでいる。
あそこからなら出られそうだが、周りが暗いせいで登れるかもわからない。とはいえ他に道があるようにも思えないが…。
「さて…」
↓1 この後どうする?
1 なんとか登ってみる
2 もう少しあたりを調べる
3 助けを呼んでみる
4 その他(自由安価)
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