50:名無しNIPPER[saga]
2023/08/12(土) 23:03:42.66 ID:bS7ega+7o
「お願い……します」
「なら、行くか」
そう言って俺をパトカーに連れて行こうとする警察官を婦警が慌てて止める。
「ちょ、ちょっと!乗せていくのはこの際良いんですけど、せめて少しは汚れを落としてからにしてくださいよ!」
「ああ〜?」
「車内の掃除をするのは私なんですからね!」
そう言うと彼女は力強く、水の入ったペットボトルを差し出してきた。
「ほら!」
ペットボトルを受け取ると、蓋を開けて頭から水を被る。
今更だが、ずっと糞に塗れてたなんて…。二度とこんな目にはあいたくないな…。
そうして多少は汚れを落とすと、パトカーの後部座席に座る。婦警は助手席に座り、運転はあの男の警察官が担当するようだ。
車が走り出すと、婦警がルームミラー越しにこちらをしきりに確認してきたのが見えた。男性の方はともかくとして、婦警の方は俺のことを大分怪しんでるみたいだな…。悪いことはしてないとはいえ、パトカーに乗った上にそんなに疑われると、こっちも緊張してくるな…。
そうしてパトカーは道なりに走り続ける。
↓3まで 警察署に着くまでに何が起きた?(コンマの値が奇数ならイベント発生)
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