『超高校級の』日向「安価とコンマで依頼を解決する」『相談窓口』
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642: ◆DWp3lSnh.v3L[saga]
2023/08/24(木) 23:16:33.73 ID:cl/3hVsK0

入間「な、何の根拠があって……」

日向「キーボ、確かお前はここ数時間の記憶が無いんだったよな」

キーボ「は、はい! 正確にはデータが破損しているわけじゃ無くて改竄……。もっと言えば、その時間帯にあった事を記憶できないようにされていたみたいなんですが……」

アンジー「あ、そうそう! 言い忘れてたけどアンジーもキーボから「モノモノヤシーンから出て来た面白い薬がある」って言われて飲んじゃったんだっった!!」

日向「超高校級のロボットであるキーボにそんな真似が出来るのはお前ぐらいだと思うんだが? 左右田はメカニックだけどプログラマーじゃ無いし、お前以外で唯一それが出来そうな不二咲はキーボ自身がメンテを任せていないからな」

入間「そ、そんなのそこの鉄屑が嘘付いてるだけかも知んねぇだろうが!!」

キーボ「そんな! 僕は嘘なんて付いていませんよ!!」

日向「落ち着けキーボ。入間、じゃあ超高校級のプログラマーの不二咲か、もっと言うならキーボの親である飯田橋博士を呼んで「キーボに何が起きたのか」を確かめて貰うか?」

入間「そ、それは……!」

日向「良いんだぜ、こっちは。それなりに時間がかかっても。一番実害がある百田はもう解毒して病院に運ばれたし、後の面子は暫くの間なら日常生活に影響は無い奴らばっかりだからな」

入間の表情が曇り、ダラダラと冷や汗がドンドン流れ出ていく。その反応から見ても、やはり今回の事件の黒幕は……。

王馬「いやいや日向ちゃん! 俺は実害あるってば!! 俺、今女子の命令に逆らえなくなっちゃってるんだよ!? そこの迷惑千万の色ボケ爆乳ビッチはどうでも良いけど、薬が出来てるならまず俺に頂戴よ!!」

王馬がそう叫ぶが、そういう訳にもいかない。なぜならば……。

日向「王馬、お前「動物属性付与薬をキーボから貰った」……或いは「盗んだ」だろ」

ゴン太「え、えええっ!?」

赤松「そ、そうだったの!?」

王馬「な、何の事かわからな……」

日向「大神、王馬を抑えてくれ」

大神「承知した」ガシィッ

王馬「ウェアアアンヴ(ジュル)ヤェャアアア↑アイィヤエ↑ヤゥィゥ→!(泣き声)こんなの横暴だ! 恐怖政治だぁああああああ!!」

王馬が泣き叫ぶが、こっちは手を緩める気は無い。

日向「お前、確かこう言ってたよな?」


王馬『この面子でロシアンルーレットをしてたんだけど、ハズレのコップに激酸っぱジュース仕込んだはずなのにいつの間にか動物属性付与薬にすり変わってて、俺が当たらないように細工してたはずなのに俺に当たっちゃったんだよーー!』


日向「なんでお前に動物属性付与薬が当たったのかはこの際良いとして、なんで「動物属性付与薬」の事を知ってたんだ? 春川や百田、アンジーに起きた事を知ってたとしても、何で一発で「入間が作った動物属性付与薬」なんて正式名称と由来がお前の口から出てくるんだ?」

王馬「それはぁ……「王馬くん?」ぐ、ぐぐぐぐぐぐぐぐぐ!!」

最後の理性と根性を使って抵抗してきたか。だがこっちにいる女子は赤松だけじゃない。

アンジー「小吉ー? 正直に答えなさいって神様も言ってるよー?」

東条「王馬くん? 貴方が知っている事を全て、正確に、話して貰えるかしら?」

舞園「王馬くん。お願いですから真実を答えてくださいね?」

朝日奈「そうだよ王馬! 前から言ってるけど嘘は良くないよ!!」

大神「……我も事態を把握するため、正確な解答を所望する」

罪木「しょ、正直に話してくださーい! なんでもしますからぁ!!」

合計で七人の女子に詰め寄られ、ワオキツネザルの特性が付与されている王馬はもうヤケクソだとばかりに話し始めた。

王馬「……はいはいそうですー! アンジーちゃんがオオトカゲに変化していくのをみて「面白そうだ」って思ってキーボから強奪しましたー!!」

やはりこいつも事件に関わっていたか……そもそも王馬がこんな面白そうな(王馬基準)事件に関わっていないわけがないと最初から思ってたんだ。

朝日奈「それで結局自分が飲む羽目になっちゃったんだから、完全に自業自得だよねー」

……さぁ、これで全ての証言は揃った。クライマックス推理の開始だ。



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