デジタルモンスター研究報告会 season2
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62:名無しNIPPER
2023/07/17(月) 19:17:00.96 ID:KtqbIF4bO
「思い出してほしい。我々生物は、素粒子を最小単位とする肉体に魂が宿って産まれた生物だ。ならば…他の何か最小単位とした肉体に魂が宿り、生命が誕生する可能性もあるんじゃないか?」

「んー…?まああるとすればあるような…」

「我々人類の脳は多数の神経細胞が結合した、ニューラルネットワークという仕組みで働く生体コンピュータだ。その働きによって生まれるのが『心の中の世界』…。ならば、人間の精神の中に新たな生命が生まれる可能性もあるはずだ。神経細胞が貯蔵するデータを肉体として…ね」

「…データの、肉体…?まさか…」

「そう。かつて人類が目撃した幽霊や精霊の正体とは…『脳神経の中で生まれた、心の中の世界で生きる情報生命体』だったんだ」

「…!」
カリアゲは驚いた顔をしている。そりゃそうだ。

「…うーん。でもよ、一人の脳ミソの中でしか生きられないんなら、ただの幻と同じじゃねえか?」

理解が早いな…。

「人類の脳がクローズドネットワークのままだったらね。しかし、その情報生命体は、魂が元々いた世界…『四次元空間上の情報世界』へ人類の脳を繋げ、行き来できるようになった。狐憑きや霊の憑依と呼ばれる現象…あれは『情報世界』から人間の脳へ、情報生命体が宿ることで起こる現象だ」

「えー…こっわ…」

「デジタルネットワークが発達した現在、世界各地の人工知能はめざましい発達をし、ついに人類同様に『内面世界』を獲得するに至った。機械が心を持つかどうかは別としてね」

「内面世界…?」

「シミュレータと呼ぶと分かりやすいかもしれないね。自動車開発や、新薬開発、気象予報用などに使われるシミュレータだ。ゲームソフトもある意味では『ゲームの中の世界』を模したシミュレータといえるだろう」

「それらの多数のシミュレータの中で…、ゼロイチのデータの肉体を持った生命体が生まれた。そして彼らはかつて人間の心の中に生まれた怪異と同様に、情報世界へ進出していったんだ」

「つまりそれが…デジモンか…!え、じゃあデジモンって、狐憑きみたいに人の脳に取り憑くことがあるのか!?」

「可能性は有り得なくはないが…、デジタルネットワークで生まれた生命体は、人間の脳の内面世界環境には適合しないはずだ。コンピューターの中には侵入することがあるだろうがね」


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