【悲報】夢魔の集落に男一人で流れ着いてしまった【たすけて】【安価スレ】
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34:名無しNIPPER[saga]
2023/07/10(月) 00:27:57.28 ID:EUO5zRXjO
「ドリャァァ!!!」

この瞬間を待っていたんだと言わんばかりのとんでもない勢いで扉が開かれる。ぼきぼきっ、と嫌な音が鳴った。

「………」

「………!?………!!!」

青年がじっとりとした視線を向けるのは、冷や汗をダラダラと流しているちっこい夢魔族の女の子。
このことはどうかご内密にと懇願するような表情だが、今この瞬間、青年のプライバシーという概念が死滅してしまったことを理解しているのだろうか。
というより黙っていようがすぐにバレる。ドアノブが根本から取れ、木製の扉が真ん中からへし折れているのだから当たり前だろう。

大人しく折檻を受けてくればいいと、青年は満面の笑顔と共にサムズアップをする。
青年は他人が勝手にやらかしたことの責任を共に背負うほどのお人好しではない故に。
ユウと名乗った少女の叫びが夜に響いた。


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