77:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 17:41:28.42 ID:jiCWbLTH0
あくる日 宮殿通り
彡(゚)(゚)「はぁー、この国はホンマ駄目やな」
彡(-)(-)「チェコ人、ハンガリー人、スロバキア人、ルーマニア人、イタリア人…」
78:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 17:43:28.15 ID:jiCWbLTH0
┗(゚)(゚)ミ┓┗(‘・ω・`)┓三三3
リンツの頃と同じようにアドルフとボクはウィーンの街を歩き回った
アドルフの建物好きはさらに磨きがかかっていて
彼のお気に入りのリンク通りでは何時間も建物の説明を受けることもあった
79:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 17:45:06.77 ID:jiCWbLTH0
彡(゚)(゚)「ちょっと三日間ぐらい留守にするわ」
(´・ω・` )「え?どこに行くの?」
彡(゚)(゚)「先進的な集合住宅がどういったものか実際に見て来るわ」
彡(゚)(゚)ノ「ほな」
80:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 17:46:23.22 ID:jiCWbLTH0
彡(-)(-)「こんなボロいアパートも、貧民も、腐った体制もいずれ無くなる」
彡(゚)(゚)「いづれ起こる『革命の嵐』が『理想国家』を誕生させるんや!」
彡(^)(^)「社会改革や!!」
彡(-)(-)「それで新しい時代が到来し、劣悪な環境は一掃されるんや…」
81:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 17:47:51.18 ID:jiCWbLTH0
(´・ω・`; )「うーん、でもその独学の期間中どうやって生活するんだい?」
(´-ω-` ; )「かなりの時間がかかるとおもうんだけど」
彡(゚)(゚)「そんなことは遺族年金と孤児年金が切れてから考えるで」
82:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 17:49:37.37 ID:jiCWbLTH0
グーギュルギュル
(。゚ω゚)「すごいお腹の音だね!」
彡(-)(-)「気にすんな いつものことや」グーギュルギュル
83:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 17:50:55.84 ID:jiCWbLTH0
( ;´-ω-` )つ「ア、アドルフ……なんとかチケット…確保したよ……」
彡;(゚)(゚)「でかしたクビチェク!」
彡;(゚)(゚)「あとはワイがいい席を取ってきたるさかいにな」
( ;´-ω-` )「よ、よろしく………」
84:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 17:53:30.83 ID:jiCWbLTH0
彡(゚)(゚)/「おーいクビチェク」
(´ᴖωᴖ`)「やったね!上手く場所取りできたんだ!」
彡(゚)(゚)「当たり前や、ワイを誰やと思っとるんや…ん?」
彡(゚)(゚)「ちっ、今日はあいつらもおるんかい」
85:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 17:54:41.03 ID:jiCWbLTH0
(´-ω-`) .。oO(無事に終わった……)
でも、大事なのはここから……
見終わった後の余韻と共に聴くオーケストラの演奏は至福のひと時なんだ
(〃` 3´〃)「ブラボー!!!」
86:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 19:40:05.37 ID:jiCWbLTH0
┗(゚)(゚)ミ┓┗(‘・ω・`)┓三三3
ボクとアドルフは大通りを歩いていた
するとそこではデモ行進が行われていた
(# ゚Д゚) # ゚Д゚)# ゚Д゚)「民族統一!」「社会改革!」「貧民救済!」
87:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 19:41:33.34 ID:jiCWbLTH0
彡(^)(^)「おっ、図書館やんけ 寄ったろ!」
(;´・ω・` )「えぇ…ねえ早く帰ろうよ 危ないよ」
彡(゚)(゚)「なにが危ないねん!はよ行くぞ!」
Σ( °ω° )「あっ待ってよ」
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