わが友ヒトラー
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50:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/03(月) 20:14:57.11 ID:ZfoI9Jh90
リンツ駅
ボクはアドルフを迎えにきていた

(´ᴖωᴖ`)「おかえり、アドルフ」

彡(^)(^)「おおクビツェク! 」
彡(>)(<)「ウィーンはホンマによかったでぇー!」

彡(゚)(゚)「流石ステファニーを生んだ町や!」
彡(゚)(゚)「あそこの建築を見て音楽を聞けばワイも都会人や!」

彡(-)(-)「クビツェク…ワイは決心したで…」
彡(゚)(゚)「ワイはウィーンへ行く」

アドルフの家
彡(゚)(゚)「母さん! ワイはウィーンへ行くで!」
彡(^)(^)「ウィーンで芸術を学ぶんや!」

(*^◯^*)「駄目よ!」

彡;(゚)(゚)「なんでや!」
彡;(゚)(゚)「費用はワイが親父から相続した分を使うんやからええやろ!」

(*^◯^*)「そういう勝手なところがお父さんそっくり!」
(*^◯^*)「それにもう、知り合いのパン屋さんに仕事の斡旋を頼みました!」

彡;(゚)(゚)「ファ!?聞いてへんでそんなこと!」
(*^◯^*)「言ったら反対するでしょ!」

彡(•)(•)「当たり前や!」
彡(•)(•)「それも、よりにもよってパン屋やと!」

彡;(゚)(゚)「パンを売ってパンを得るなんて…」
彡;(゚)(゚)「本末転倒もいいとこやろ!!」

(*^◯^*;)「なにを訳のわからないことを…?」

(*^◯^*)「アドルフ!」
(*^◯^*)「あなたは二年前に学校を止めてから、ずっとブラブラして!」

彡;(゚)(゚)「ぶっ、ブラブラぁ!? それは聞き捨てならんで!」
彡;(゚)(゚)「ワイはいつも芸術家になるため努力しとったんや!」

(*^◯^*)「この際だから、はっきり言うわ!」
(*^◯^*)「芸術家なんて不安定で軽率なものお母さんは認めないわ!」

彡(◦)(◦)「!?」

( ;´-ω-` ) .。oO(…外にいても聞こえる)
もしかしたらと思って様子を見に来たけど
案の定、修羅場になってるよ……

彡(•)(•)「何を言っとんじゃ!」
彡(•)(•)「ワイはちゃんと大学にいって勉強するんや!」

彡(゚)(゚)「学校やぞ学校!!」
彡(゚)(゚)「どや!? 学生なら世間体も悪くないやろ!」

(*^◯^*;)「で、でもクビツェク君みたいに音楽ならともかく絵なんて…」

(*^◯^*;)「それに、ラウバルさんだって反対だって言ってたわよ」
(*^◯^*;)「芸術家を目指すなんて気狂いの沙汰だって!」

(;´・ω・` ) .。oO(あ、おばさんダメだよ…)
アドルフにそれは禁句だよ

彡(•)(•)「あんな小役人風情に芸術の何がわかるんや!!」
彡(•)(•)「そうか、あいつに何か吹き込まれたんやな!」

彡(●)(●)「許せへん!いっぱつ かましに行ったるわ!!」

(*^◯^*;)「や、やめて!アドルフ!!」

:(´ºωº`): .。oO(アワワワワ)
ボ、ボクの出る幕は無さそうだ…
今日のところは帰ろう…


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