21:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:51:33.23 ID:CBP3hse70
それからもアドルフはステファニーへ熱い視線を送っていた
だが、その日は彼女の機嫌が悪かったようだ
J(„❛へ❛„) 彡(⦿)(⦿)(・ω・`)
ステファニーは明らか煙たそうにそっぽを向いた
22:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:53:02.40 ID:CBP3hse70
一九〇六年六月
ボクとアドルフは教会の前で
花馬車行列という催しを見ていた
⚘┌┘✞└┐⚘ 彡(-)(-)(・ω・`)
23:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:55:55.46 ID:CBP3hse70
アドルフは社会規範を何よりも嫌っていた
でも、好きな人
ステファニーと接する際には誰よりも社会のルールを厳守した
彡(-)(-)「結局 ワイは未だに自己紹介すらできておらん…」
24:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:58:14.57 ID:CBP3hse70
(´^ω^`)「それでね、あそこであの音を入れる意味ってのは……」
彡(゚)(゚)「はー前から思ってたが……」
彡(-)(-)「クビツェクの音楽に関する博識はスゴイもんや」
彡(゚)(゚)「クビツェクのくせに…」
25:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:59:08.19 ID:CBP3hse70
それからアドルフはピアノ教室に通うようになった
(´・ω・`)「アドルフ、音楽の練習は順調かい?」
彡()()「狂ったように指の訓練させられとるわ!」
26:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 21:00:14.64 ID:CBP3hse70
彡(-)(-)「はぁ……」
彡(゚)(゚)「今日の演劇はひどかった…」
( ´-ω-` )「たしかに…」
27:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 21:02:39.85 ID:CBP3hse70
彡(-)(-)「ふむふむ」
(´・ω・`)「なに読んでるの?」
彡(゚)(゚)「ワーグナーの伝記や」
28:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 21:04:09.77 ID:CBP3hse70
アドルフは鼻息荒く語った
「お前はそれについて全く理解しておらん!」
「それについてお前とは話にならん!」
「政治に関してはクビツェク お前はマヌケや!」
「全く 母さんといいお前といい 政治に無関心過ぎるで!」
29:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 21:07:04.64 ID:CBP3hse70
彡(゚)(゚)「ちょうど議会の最中みたいやな」
彡(゚)(゚)「ええ機会やし、見学していくで」
(;´・ω・` )「えーやだよ、絶対につまらないもん」
彡(゚)(゚)「見学が二名や。案内を頼むわ」
30:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 21:08:34.27 ID:CBP3hse70
(´・ω・`) .。oO(とたんに騒がしくなった……)
でも、こんなの議論じゃない……罵り合いだ……
演説をしている一人に対して大勢の議員が怒声を浴びせている
議長が鈴を鳴らして注意してるけど
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