14:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:38:34.15 ID:CBP3hse70
ボクとアドルフは川遊びに来ていた
泳ぎには二人とも自信があった
なのに心配だからとボクのお母さんまで付いてきていた
┗(゚)(゚)ミ┓┗(‘・ω・` )┓三三3 (∗ 'ω' ∗) 三3
15:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:40:23.27 ID:CBP3hse70
アドルフのお父さん
アロイス・ヒトラーは既に他界していた
以前、その事についてそれとなく聞いてみたことがある
( ´-ω-` )「お父さんはボクを家具職人にしたいと思っているんだよ」
16:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:42:11.09 ID:CBP3hse70
(´・ω・`)「お邪魔します」
彡(゚)(゚)「母さん こいつは同志のクビツェクや」
(*^◯^*)「あら アドルフがお友達を連れてくるなんて珍しい」
17:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:44:28.30 ID:CBP3hse70
( ;´-ω-` )「あーあ」
( ¯•ω•¯ )「オペラが始まるまでアドルフの家で時間を潰す予定だったのに…」
彡(-)(-)「すまん ラント通りでも歩こうや」
( ´-ω-` )「そうしようか……」
18:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:46:29.24 ID:CBP3hse70
あれから三日
なぜかボクがブロンドの彼女について調べることになっていた
┃ω・`)チラリッ… J(„❛⌄❛„)
(⁻◎ω◎⁻)「彼女の名前はステファニー」
19:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:48:33.03 ID:CBP3hse70
(⁻◎ω◎⁻)「ボクの調べによるとね。 彼女はダンスが好きらしいよ」
彡;(゚)(゚)「ダ、ダンス…!?」
(´・ω・`)「これを気にやってみたら?」
(`・ω・´)「 上流階級の人間にとってダンスは必修科目だよ」
20:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:50:23.92 ID:CBP3hse70
二週間後
彡(-)(-)「クビツェク ワイは決めたで」
(´・ω・`)「長かったね やっと諦める気になったんだ」
彡(•)(•)「そんな訳ないやろ」
21:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:51:33.23 ID:CBP3hse70
それからもアドルフはステファニーへ熱い視線を送っていた
だが、その日は彼女の機嫌が悪かったようだ
J(„❛へ❛„) 彡(⦿)(⦿)(・ω・`)
ステファニーは明らか煙たそうにそっぽを向いた
22:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:53:02.40 ID:CBP3hse70
一九〇六年六月
ボクとアドルフは教会の前で
花馬車行列という催しを見ていた
⚘┌┘✞└┐⚘ 彡(-)(-)(・ω・`)
23:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:55:55.46 ID:CBP3hse70
アドルフは社会規範を何よりも嫌っていた
でも、好きな人
ステファニーと接する際には誰よりも社会のルールを厳守した
彡(-)(-)「結局 ワイは未だに自己紹介すらできておらん…」
24:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/02(日) 20:58:14.57 ID:CBP3hse70
(´^ω^`)「それでね、あそこであの音を入れる意味ってのは……」
彡(゚)(゚)「はー前から思ってたが……」
彡(-)(-)「クビツェクの音楽に関する博識はスゴイもんや」
彡(゚)(゚)「クビツェクのくせに…」
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