128:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:01:54.99 ID:jiCWbLTH0
封筒の中には手紙、絵はがき、スケッチが入っていた
どれもアドルフから貰ったものだ
大人びた文字で所々綴りを間違えている手紙が数点
出来の悪い水彩画が数枚
129:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:02:39.02 ID:jiCWbLTH0
(;;;゚Д゚;)「ク、クビツェクさんお、お、お便りです…」
(´・ω・`)「はーい」
(;;;゚Д゚;)「こ、これを ででは失礼します」
130:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:03:27.73 ID:jiCWbLTH0
役所
ザワザワ…ザワザワ ザワザワ…ザワザワ
(´0`)´0`)´0`) (´0`(´0`(´0`*)(´・ω・`)
職場ではある話題でもちきりだった
131:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:04:13.49 ID:jiCWbLTH0
リンツのホテル前
ザワザワ ハイル! ザワザワ ハイル! ザワザワ
…ー╲(⚭-⚭╲(⚭-⚭( ⚭-⚭ )⚭-⚭)/⚭-⚭)/ ---
132:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:04:50.00 ID:jiCWbLTH0
ホテルの中
(。゚ω゚) .。oO(うわぁ!)
新聞で見るような有名人ばっかりだ
大臣、高官、将軍……
133:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:06:53.57 ID:jiCWbLTH0
案内され少し歩いた
すると突然ガチャっと、とある一室のドアが開き
質素なフィールドグリーンの上着を着た見知った男が出てきた
彡(゚)(゚)「ん?」
134:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:07:42.16 ID:jiCWbLTH0
通された場所は、バルコニーからリンツが一望できる部屋だった
彡(゚)(゚)「クビツェク、お前は本当にあの頃のままや」
彡(゚)(゚)「お前がどこにいても、ワイならすぐに見分けられたで」
135:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:08:09.37 ID:jiCWbLTH0
彡(゚)(゚)「ところで、お前は何になったんや?」
(´・ω・`)「私は地方官司になり、助役になりました」
彡(゚)(゚)「助役とはどういうもんや?」
(;´・ω・` )「え、ええと…つまり、役人です」
136:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:08:58.16 ID:jiCWbLTH0
それからもアドルフは僕のプライベートを聞きたがった
正直に話した
今は家庭を持って大変ながらも落ち着いていること
そして規模は小さいがオーケストラを作ったことを
137:nanashi ◆tr.t4dJfuU[sage saga]
2023/07/04(火) 21:09:45.05 ID:jiCWbLTH0
彡;(゚)(゚)「だったら…」
彡(゚)(゚)「せや!クビツェク、子供がおる言うとったやろ?」
(´・ω・`)「ええ、3人います」
彡(•)(•)「3人もか!」
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