76:名無しNIPPER
2023/06/26(月) 23:16:50.43 ID:fBL0rP/L0
男『魔王サンと勇者クンにこの国の言葉を教えたのは僕だからね』ニコッ
王子『……日本の、母さんと父さんの友人の男性』
男『そうですね。ちなみに、そこにいる僕の奥サンも2人のユウジンですよ』ニッ
女「ブイ」ニッ
77:名無しNIPPER
2023/06/26(月) 23:17:18.53 ID:fBL0rP/L0
王子『あなたが、あの魔王と人間の王の一幕に出てくる――傷ついた人を助け、生かすことに尽力する男!』
男「ええ……?」
王子『そしてあなたが、相手に優しくすることに理由はいらない。そう教えてくれた女!』
女「なんよそれ……?」
王子『そういうことですね!?』
78:名無しNIPPER
2023/06/26(月) 23:17:47.23 ID:fBL0rP/L0
王子『……えっ、あっ、そうか。2人は、魔王と人間の王の一幕を知らないのか』
男『ええ。そちらのセカイに言ッタことがありませんから』
王子『……すいません。あの伝説の2人に会えると思ってなくて。舞い上がっちゃいました』
女「伝説って」
男『……言イ過ギですね』
79:名無しNIPPER
2023/06/26(月) 23:18:13.82 ID:fBL0rP/L0
王子『……あっ』
女「大きい腹の虫さんやね」クスクス
男『ゲンキな証拠だ。キミさえ良ければ、ウチでゴ飯を食べますか?』
王子『……い、いいんですか』
男『もちろん。それに……』
80:名無しNIPPER
2023/06/26(月) 23:18:39.86 ID:fBL0rP/L0
男『そちらのセカイのことと、魔王サンと勇者クンの話を聞カセテもらってもいいですか?』ニコッ
女「いやはや。もう二度と会えないと思ってた親友のお子さんと会えるなんて、人生なにが起きるか分からんねえ」
人の良さそうな2人の笑み。
見知らぬ土地で話も通じない環境で。
81:名無しNIPPER
2023/06/26(月) 23:19:12.08 ID:fBL0rP/L0
今日はここまでです
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