23:名無しNIPPER
2023/06/08(木) 23:37:14.84 ID:dr7q0Gdl0
魔王が兵士をねぎらうと、2人の足音をかき消すかのごとく大きな声が城内に響き渡った。
巨人『おぉぉぉぉうぅぅぅぅじぃぃぃぃさぁぁぁぁまぁぁぁぁっ!!』
王女『お・に・い・ちゃああああんっ!!』
声の主は、天井に頭をぶつけそうなほど大きい巨人と、その肩にちょこんと座る王女だった。
魔王『どうした? 騒がしい』
巨人『ああぁ、魔王様ぁ。どうしてかぁぁ、王子様の姿が見当たらなくてぇぇ』
魔王『……またか。今年に入って何回目だ? 王子が姿をくらますのは』ハァー
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