王子『はちじょうひとまのワンルーム?』
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15:名無しNIPPER
2023/06/07(水) 01:27:22.11 ID:1yPuA9ut0
王子『……うるさいなあ』

そのときの僕は、後ろで泣き叫ぶ王女と、妹を必死にあやす母と父の声を聞きながら再び眠りに落ちていった。
いつもとそう変わらない平和な一日だったのに、10年後になった今でも僕がこの日のことを妙にはっきりと覚えているのは、初めて母が日本という国の話をしてくれたからだろう。
当時3歳だった僕は母が話した日本の話のほとんどは理解できなかったが、母と父にとってその国での出来事がとても大切なことだったのだとはなんとなく分かった。
だからこそ、その時。漠然としたものだったけど。
僕もこの日本という国に行ってみたいと思ったのだ。



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