【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1
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◆vqFdMa6h2.
[saga]
2023/06/08(木) 22:33:59.96 ID:1RHWTY6u0
【生存フラッグを渡した……】
愛依『こ、ここまでか……なあ、悪いが俺の代わりにボスに伝えといてくれないか? こんな俺をここまで面倒見てくれてありがとう、って』
にちか「バーカ、自分の口で伝えろよ……って言いたくなりますね」
愛依「あ、これってそういうお決まりの展開的なやつ?」
にちか「ですね。いわゆる生存フラグってやつです。追い詰められてるやつが自分の死期を悟ってべらべら喋り出すとたいてい生き残りますよね〜」
愛依「あー……言えてるかも」
愛依「じゃあこの旗はその願掛け的なやつなんかな……?」
にちか「ですかねー……」
(まあ、普通に喜んでくれたかな)
【NORMAL COMMUNICATION】
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愛依さんは私に湯飲みを手渡すと、どっしりと深くベッドに腰かけた。
一口お茶を口に運んでから、大きな息を吐く。
愛依「……まあ、予告した通り。なんも面白いことは無いんだけどね?」
そんな前ぶりから、愛依さんは過去を語ってくれた。
愛依「うち、小学校の時に劇やったんだ。魔法使いのおばあちゃんに着ているみすぼらしい服を綺麗なドレスに代えてもらうあの童話のやつ」
にちか「ああ……分かります」
愛依「そん時のクラスのみんながね、うちをスイセン?してくれて……うち、劇でちょ〜大役任されちゃってさ。それこそ主演みたいな感じだったの」
多分愛依さんは幼少期から華々しかったんだろうし、推薦した子たちの気持ちはよくわかるな。
私だって同じクラスに愛依さんがいたら、大役は譲りたくなっちゃうと思う。
愛依「だから、うちめちゃくちゃ張り切って練習もして、家に帰ってからもお姉に読み合わせ手伝ってもらって、セリフも完璧に空で言えるようにしたんだ」
愛依「でも、いざ本番ってなったら……まるでダメだった」
にちか「え……」
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