【リコリス・リコイル】千束「……本気で言ってるの、それ」
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92:名無しNIPPER[sage]
2023/04/20(木) 20:32:52.98 ID:m5lu7S3d0
その後

警察庁 長官室

楠木「入るぞ、長官!!」バターン

楠木「K医大病院の要員から報告を受けた……本当にあんたは……私達をどこまでも潰したいようだな……!!」

警察庁長官「……」

楠木「さんざん私達の世話になっておきながら、よくも私のリコリスを処分しようとしてくれたな……!」

警察庁長官「……本来、治安の担い手は我々警察だ。そろそろ、その役割を我々に返してほしかった。それだけだ。……局長である君なら分かってくれるはずだ」

楠木「ほう。では、今後銃器で武装した凶悪犯に対して、警察はこれまで通り警棒と回転式拳銃と、がんじがらめの法規制だけに頼って正面から対峙するというのか?」

警察庁長官「……少しづつだが、改善には動き始めている。凶悪犯に対しても、何とか向かい合えるように……」

楠木「警察にその勇気があるか!?公務員にその気概があるか!?リコリスのように最前線で命を張り、どんなに傷ついても、どんなに後ろ指を指されても、凶悪な殺意を全身に受けつつ、実弾を薬室に装填した銃とともに駆け抜ける覚悟が、今の警察にあるのかと聞いているんだ!!」

警察庁長官「……、……」

楠木「……何と言われても構わない。人道?倫理?法律?知った事か。社会秩序の維持という目的達成のためには、安穏とした建前と組織と装備だけでは限界がある。それはあんたらが一番よく知っているだろう!」

警察庁長官「……」

楠木「それに、いくら人の道に反していると言われようと、親から棄てられた子は年々増え続けている。そんな被害児に、政府は満足な受け入れ先を準備できているか?現状の施策は、不幸の再生産にしかなっていないじゃないか!!」

警察庁長官「それを貴様らDAが言えるのか!?現代の十字軍を気取り、自分らを正当化する気か!?」

楠木「黙れ!そんなリコリスを処分しようとしたあんたが、人道や倫理を語れるか!?……最善の揺籠と言えなくても、私達DAは彼女らを受け入れ続ける。それを貴様ら警察に否定される筋合いはない!!」

警察庁長官「……」

楠木「私達は存在し続ける。いいか、日本という国家が存在を望むのであれば、私達はどんなに陽の当たらない地獄でも存在し続けるぞ……!!」


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