29: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/12(木) 12:10:08.36 ID:7Lt++ad/0
せつ菜「……もしかして、ダリアシティのことですか?」
侑「え? ダリア?」
せつ菜「はい。ダリアは遥か昔、オトノキ地方を統治していた王族が住んでいたと言われている場所なので……」
栞子「せつ菜さんの言うとおり、今はダリアシティがある場所ですね。……そこに宝珠が保管されているはずなんですが……」
歩夢「じゃあ、ランジュちゃんはそこからその宝珠を持って行っちゃったってこと……?」
栞子「わかりません……。……ですが、実際に行って確認をした方がいいかもしれません」
リナ『なら、行き先は決まったね』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「うん。とにかく、一旦ダリアシティに行ってみよう」
「イブイ♪」
私たちはかつての王都こと──ダリアシティに向かうことになった。
🎹 🎹 🎹
侑「それじゃ、ヨハネ博士! 行ってきます!」
「ブイ♪」
善子「行ってらっしゃい。何かあったら、連絡しなさい」
せつ菜「ありがとうございます!!」
栞子「ご迷惑をおかけしました……」
善子「栞子、貴方も何かあったら言いなさい。寝床くらいなら、いつでも貸せるから」
栞子「はい……! ありがとうございます……!」
ヨハネ博士に見送られながら、私たちはダリアに向かうために、ポケモンたちを出す。
侑「ウォーグル!」
「──ウォーーッ!!!」
せつ菜「エアームド!」
「──ムドーッ!!」
せつ菜「歩夢さんは侑さんと一緒にウォーグルに乗ると思うので……栞子さんはエアームドに一緒に乗っていただけると……」
栞子「あ、いえ……! 私も飛べるポケモンは持っているので……! 出てきてください!」
そう言いながら、栞子ちゃんがボールを放ると──
「ウォーーー…」
ボールからウォーグルが飛び出す。
侑「栞子ちゃんもウォーグル持ってたの……!? ……って、あれ……? なんかちょっと見た目が違うような……」
栞子ちゃんの出したウォーグルは、私のウォーグルと違って、白と灰色の羽を持ち、冠羽も紫色で特徴的な目のような模様が浮かんでいる。
さらに、私のウォーグルに比べると体も一回り大きい気がする。
282Res/605.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20