202: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/19(木) 11:29:08.09 ID:aJfxqeWu0
侑「どちらにしろ……もう一度、ランジュちゃんを探して会う必要がありそうだね」
歩夢「うん……」
しずく「問題は……そのランジュさんがどこにいるかですが……」
ミア「栞子は幼馴染なんだろ? ランジュが行きそうな場所とかわからないの?」
栞子「と言われても……会うのは久しぶりでしたし……」
かすみ「しお子は、なんだっけ……ずっとトロロイモの上とかいう場所にいたんだっけ……?」
リナ『かゆくなりそう』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
しずく「朧月の洞ね……どんな間違え方なの……」
確かに栞子ちゃんはずっと朧月の洞で生活していたから、ランジュちゃんと会う機会もほぼなかっただろうし……。
そのときふと、歩夢があることに気付く。
歩夢「……そういえば、ランジュちゃんが龍神様を解放するときって……どうやったの? 龍神様は、朧月の洞の結界の中で抑えてたんだよね……?」
せつ菜「言われてみれば確かに……ランジュさんは結界の外から干渉したということですか?」
栞子「いえ……ランジュは朧月の洞に出入りすることは出来るんです」
侑「え、そうなの……?」
栞子「はい。私のピィとは修行時代に会ったことがあって……何度か洞の中に来たこともありました。前に来たのは……それこそ数年前でしたが……」
しずく「では……ランジュさんは朧月の洞の結界内に侵入して、レックウザを解放したということですね」
栞子「はい……。また今回も気まぐれで遊びに来ただけだと思っていたら……私の封印の儀式を邪魔し始め……て……?」
そこまで言いかけて、栞子ちゃんが言葉に詰まる。
歩夢「栞子ちゃん……?」
栞子「そういえば……ランジュ……。朧月の洞にやってきたときに……「約束を果たしに来た」と言っていたような……」
侑「約束……?」
栞子「……」
栞子ちゃんはしばらく考える素振りをしたあと──
栞子「……もしかしたら……ランジュの居場所……わかったかもしれません」
確信めいた顔をしながら、そう言うのだった。
282Res/605.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20