198: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/19(木) 11:24:26.62 ID:aJfxqeWu0
リナ『プリンにあんな戦い方があるなんてびっくりした!』 || > ◡ < ||
ミア「ぼ、ボクも……咄嗟に思いついただけで……」
リナ『戦いの中で、咄嗟に思いつけるのはすごいことだよ!』 || > ◡ < ||
ミア「そ、そうかな……?」
侑「ポケモンと一緒に戦ってると、突然気付いたりするんだよね、新しい戦法とか、技とか!」
菜々「はい! そうして、ポケモンもトレーナーも強くなっていくんです!」
ミア「…………ボクが……プリンの力を引き出したって、こと……?」
「プュ?」
私はミアちゃんのもとにふよふよと近付いて、訊ねる。
リナ『今のバトル……負けちゃったけど、すっごく楽しかった! ミアちゃんは?』 || > ◡ < ||
ミア「……ボクも楽しかった」
リナ『私、またミアちゃんとバトルしたい!』 || > ◡ < ||
ミア「……ボクもまた──リナとバトルがしたい。それくらい、楽しかった」
リナ『うん! またしよう! 次は負けないから!』 || > ◡ < ||
ミア「……ふふ、またボクが勝つよ!」
ミアちゃんはそう言って笑う。
侑「もうすっかり、ミアちゃんもポケモントレーナーだね♪」
ミア「え?」
菜々「はい! ポケモンと心を通わせて、ポケモンの力を引き出して、戦いに望むその姿を、ポケモントレーナーと言わずして、なんと言うんですか!」
ミア「ボクが……ポケモン……トレーナー……」
リナ『うん! ミアちゃんも! 私も! もうポケモントレーナーだよ!』 || > ◡ < ||
ミア「……リナ……」
菜々「そもそも、ポケモントレーナーなんて、誰かに許可を貰ってなるようなものでもないですしね!」
侑「うん! これからはミアちゃんも、私たちと同じポケモントレーナーだよ!」
「ブイ♪」
ニコニコと笑う侑さんとせつ菜さんを見て、
ミア「…………こんな……簡単なことだったんだ……」
ミアちゃんは感慨深く言葉を漏らす。
リナ『ミアちゃんは、ミアちゃんのしたいことをすればいいんだよ』 || ╹ ◡ ╹ ||
ミア「…………うん。……やりたいことを、やりもせずに諦めるなんて……それこそ、ボクらしくなかった」
ミアちゃんは自分で自分の言葉に頷いて、
ミア「ボク……もっとバトル……してみたい……! もっと、ポケモントレーナーとして、強くなってみたい……!」
リナ『うん! ミアちゃんなら、きっと出来るよ!』 || > ◡ < ||
ミア「うん……! リナ……ボク、やってみるよ……!」
リナ『うんっ! リナちゃんボード「ファイト、オー!」』 || > ◡ < ||
こうしてまた一人──新しいポケモントレーナーが誕生したのでした。
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