170: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 20:59:41.89 ID:1Gm0czzm0
みずうさぎポケモン、マリルリ。
“かえんほうしゃ”を真っ向から受け止めるマリルリの体に──みずのエネルギーが纏われるのが見えた。
ランジュ「“アクア──」
栞子「……! 戻ってください、ウインディ!」
「ワォン──」
ランジュが攻撃の指示を出し切る前に、咄嗟にウインディをボールに戻し、次のポケモンのボールを投げ込む。
ランジュ「──ジェット”!!」
栞子「マルマイン!!」
「──マインッ!!」
そして、代わりに飛び出してきたのは、ヒスイの姿のマルマイン。
通常のマルマインと違い、木目調のボディはでんきタイプだけでなく、くさタイプも有し、みずタイプの“アクアジェット”を半減して受け止める。
受け止めると同時に、
栞子「“10まんボルト”!!」
「マインッ!!!」
「マリッ…!!!?」
電撃による反撃でマリルリを痺れさせる。効果は抜群ではあるものの──マリルリが身に纏っている“とつげきチョッキ”のせいで、ダメージは思ったように通っていない。
しかし、だとしても相性は圧倒的にこちらが有利。
ランジュ「……く……」
直後、
ランジュ「戻りなさい、マリルリ!」
栞子「戻ってください、マルマイン!」
ランジュ「……!?」
二人同時にポケモンをボールに戻し、
「──ワォン…!!」
「──サザンドーラッ…!!!」
ウインディとサザンドラがフィールドに繰り出される。
栞子「ランジュはバトルの基本がよく出来ていると、お師匠様もよく褒めていましたね」
ランジュ「……」
ランジュなら、絶対に交換をしてくると思ったからこそ、私もポケモンを交換した。
ただ……何度もうまく行くわけじゃない。ちゃんと、読みを通した一回一回の機会を大切にしないと……!
ランジュ「サザンドラ、“りゅうのはどう”!!」
「サザンーーラッ!!!!」
栞子「“いわなだれ”!!」
「ワォン…!!」
ウインディが目の前に、岩石を大量に落とし、壁を作って“りゅうのはどう”を防御する。
それによって、砕かれた岩の壁の向こうから──
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