139: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/16(月) 23:02:00.32 ID:xLULnzaZ0
■Intermission🔔
ミア「おい、ランジュ……!」
ジジーロンで飛行する中、ミアが声を荒げながら、ランジュの肩を掴む。
ランジュ「……何?」
ミア「何? じゃないだろ……! どうして、負けを認めたんだ……!」
ランジュ「……だから言ったでしょ。負けは負けよ」
ミア「あの戦いは相手の反則負けでもおかしくなかった。ランジュの目的はレックウザなんだろ? なら、判定勝ちして、レックウザを捕獲する権利を得るべきだったんじゃないか?」
ランジュ「……それじゃ、ダメなのよ」
ミア「Why?」
ランジュ「相手がちょっとズルをした程度でそれに文句を言ってるようじゃ……足りないの」
ミア「……足りない?」
ランジュ「ランジュは──圧倒的な力で、レックウザを従えないといけないんだから……」
ミア「……」
ミアはランジュの言葉を聞いて、少しの間、黙っていたけど──
ミア「なら……これ以上負けるようなことになるなよ? ボクの育てたポケモンを使ってるんだ……ランジュには、ボクのブリーダーとしての腕を証明してもらわないと困るんだ」
ランジュ「わかってる。……次は、絶対に負けないわ」
ランジュは、“みどりいろのたま”を握りしめて──次の龍脈の地を目指すのだった。
………………
…………
……
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