129: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/16(月) 17:53:23.25 ID:xLULnzaZ0
果林「ただ、そんなことをしちゃう悪〜いお姉さんから、アドバイスよ」
しずく「……」
果林「その信念は、きっとしずくちゃんの強さを支える重要な要素になる。だから、もし転びそうになったら、自分の強さはそこにあることを思い出してみて」
しずく「…………一応、覚えておきます」
果林「ふふ、よろしい♪ まあ何せ、この私をあそこまでコケにしたんだもの……簡単に忘れられちゃ困るわ」
しずく「果林さん……意地悪で言ってますよね」
果林「ふふ、どうかしらね?」
果林さんはイタズラな笑顔を浮かべながら、くすくすと笑うのだった。
──
────
──────
せつ菜さんは言っていた。
──『……しずくさんは、自分のステージを作り出せれば、ランジュさんにも劣らない実力を持っています。自信を持ってください!』──
ステージか……私のステージ──
「サナ…ッ」
“もうどく”に苦しむサーナイトを見て──思った。
“こんなこと”をしたら……恐らく、相手を怒らせるだろう。
だけど──
栞子「…………」
ここで負けたら、栞子さんの願いはどうなる。
かすみ「しず子ーーー!!」
せつ菜「しずくさーーーん!!」
侑「しずくちゃーーーんっ!!」
歩夢「…………しずくちゃん……!」
私にこの場を託してくれた仲間たちの想いはどうなる。
このまま、何も出来ずに負けるくらいなら──私は少し……悪い子になってでも、最後まで足掻こう。
そう思って──胸いっぱいに息を吸い込んだ。
山の上の方に顔を向け──
ランジュ「什么?」
しずく「──あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
全身全霊の──大声を発した。
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