781: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/10(火) 12:18:32.73 ID:gpGK8xOx0
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次は彼方さんと遥ちゃん。
あの戦いのあと……国際警察とオトノキのポケモンリーグは連携して、プリズムステイツ政府と交渉をしていくことになったようです。
そして、その間に立つのは彼方さんたち……なんだけど……。
彼方さんたちはプリズムステイツからは敵として認識されていたため、国際警察の護衛を付けた状態で、一旦プリズムステイツへ向かい、璃奈ちゃんの事故や……そもそも、世界を救うために政府がやろうとしていた他世界への侵略を公表。
詳しくはわからないけど……かなりいろいろあった中で、結局政府の代表や役員たちが更迭されることになったらしい。そして、組織も事実上の解体……。
今後どういう形になっていくのかはわからない。住民たちを移住させるのか、どうにか新しい解決方法を見つけるか……そこにまだ答えは出ていないけど……全てを一からやり直して、一歩ずつ一歩ずつ、誰もが笑える未来を目指して、こっちの世界と向こうの世界を行き来しながら日々奔走しているそうだ。
ちなみに、あの戦いが終わったあと、私と歩夢の2匹のソルガレオは彼方さんにお返しした。
もともと私たちのポケモンではなかったし……今後、世界間を行き来して、交渉をしていくには必要だと思ったからだ。
そして、リナちゃんも、たびたび知恵を貸すために彼方さんのところに呼び出されている。
そういえば……それについて、彼方さんのところを訪れた際に、こんな会話をした。
リナ『ディアルガたちの力を使えば、救えないかって?』 || ╹ᇫ╹ ||
彼方「うん……。愛ちゃんは爆発させようとしてたけど〜……うまく力をコントロールすれば出来るんじゃないかなって〜……」
リナ『……うーん。……出来るかもしれないし、出来ないかもしれない』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
侑「伝説のポケモンでも、出来るかわからないの……?」
リナ『特異点への到達自体、今のままじゃ事実上の片道切符みたいなものだし……。それに、すごい力を持ってても、ただインフレーションさせることと、制御するのじゃ難易度も変わってくる。どれくらいの規模や制約があるのかをしっかり確認しないと……難しい。試してみる価値はあるけど、それは結局これからの研究次第かな……』 || ╹ᇫ╹ ||
彼方「そっか〜……なかなか簡単には行かないね〜……」
リナ『それに……理論を提唱していた私が言うのはおかしいかもしれないけど……どこかから無理やりエネルギーを持ってきても……結局どこかで歪みが生じちゃうんじゃないかなって……今は思ってる』 || 𝅝• _ • ||
侑「……」
リナ『規模が大きすぎてわかりづらいけど……結局、起こっているのは自然現象だから……無理やり仕組みを変えるんじゃなくて、どう折り合いを付けていくかを考えなくちゃいけなかったのかなって……』 || > _ <𝅝||
彼方「……それは……そうかもしれないね……」
リナ『もちろん、抜本的に解決出来る方法があるかもしれないし、それはこれからも探していく。自分たちの住んでいる場所はもう寿命だから諦めようって言われても、誰も彼もが「はい、わかりました」とはなかなかならないし……そういう考えの違いはまた争いを生む。そういう問題も含めて……私たちは向き合っていかなくちゃいけないんだと思う』 || ╹ _ ╹ ||
侑「……もし、私たちに何か協力できることがあったら、遠慮なく言ってください……! リナちゃんや彼方さんたちが私たちの世界を守ってくれたみたいに……私たちもそっちの世界を助ける何かが出来ればって思うから……」
彼方「ありがとう、侑ちゃん〜……その気持ちだけでも心強いよ〜」
リナ『うん! そのときはお願いさせてもらうね!』 || > ◡ < ||
果たして、世界の寿命というものが人の手にどうにか出来るものなのかはわからないけど……誰もが手を取り合える落としどころが見つかればと願うばかりだ……。
そして……これはいつか、私たちの世界にも訪れる問題だということも忘れないように……。
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