777: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/10(火) 12:14:24.67 ID:gpGK8xOx0
■Chapter074 『それから……』 【SIDE Yu】
『──さん……侑さん……起きて、侑さん』
侑「…………ん、ぅ…………」
声がして、ぼんやりと目を開ける。
リナ『朝だよ、侑さん♪』 || > ◡ < ||
侑「……リナちゃん……おはよ……」
リナ『おはよう♪』 || > ◡ < ||
リナちゃんの挨拶と同時に──
「ブィ♪」
侑「ぐぇ……」
イーブイがお腹に飛び乗ってくる。
侑「それやめてって言ってるのに……」
「ブイブイ♪」
リナ『イーブイも早く起きろって言ってるよ♪』 || > 𝅎 < ||
侑「起きるから……」
「ブイ♪」
イーブイをお腹の上から降ろして、ベランダへと出て行くと──
歩夢「──あ、おはよう、侑ちゃん、リナちゃん♪」
「シャーボ」
いつものように、ベランダ越しに歩夢が待っていた。
侑「おはよ、歩夢。サスケも」
リナ『おはよう♪』 || > 𝅎 < ||
「ブイ」
私が歩夢たちに挨拶をしていると、とことこと私の後を付いて部屋から出てきたイーブイが、器用にベランダの手すりに飛び乗って、歩夢の部屋へと歩いて行く。
「ブイ♪」
歩夢「イーブイもおはよう♪」
歩夢が挨拶しながら、イーブイを抱っこすると、イーブイは嬉しそうに鳴く。
侑「落ちても知らないよ……」
歩夢「そのときは侑ちゃんが助けてくれるから平気だよね〜♪」
「ブイ♪」
侑「歩夢……あんまり甘やかさないでよ〜……」
まあ……こんな会話が出来るのも……平和だからこそだけどさ……。
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