773: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/09(月) 18:06:38.91 ID:jK0Y5xHa0
愛ちゃんはリナちゃんの言葉に目を泳がせていたけど──
果林「ほら……愛も」
彼方「……愛ちゃん」
愛「…………」
果林さんが愛ちゃんの背中を叩き、彼方さんが愛ちゃんの肩に手を置く。
リナ『……愛さん……』 || ╹ _ ╹ ||
愛「…………」
二人が向き合う。だけど──
愛「………………すぐには…………ごめん…………」
愛ちゃんはそう言って、目を逸らす。
リナ『……! ……だ、だよね……ごめんなさい……』 || 𝅝• _ • ||
愛「でも……」
リナ『……!』 || ╹ᇫ╹ ||
愛「…………少しずつ……受け止めていくから……。……あの子が選ばせてくれた未来を……受け止めていくから……」
リナ『……愛さん……』 || 𝅝• _ • ||
愛「だから……少しだけ……もう少しだけ……待ってて……──りなりー」
リナ『……!! 今……』 || 𝅝• _ • ||
愛「…………」
愛ちゃんはそれっきり、口を閉ざしてしまったけど──
リナ『うん……待ってる。待ってるね……!』 || > ◡ <𝅝||
リナちゃんには──うぅん、璃奈ちゃんには、ちゃんと伝わったようだった。
姫乃「…………」
エマ「姫乃ちゃんたちは……行かなくていいの……?」
姫乃「……入れませんよ……。……あそこは、あの4人の場所ですから……」
遥「はい……やっと……長いわだかまりが解け始めたんです……今は4人で……」
姫乃「……だから、邪魔……出来ませんよ」
エマ「……そっか。……偉い偉い」
姫乃「……頭撫でないでください……」
エマ「……ふふ、遠慮しなくていいんだよ♪」
姫乃「してません!!」
遥「ふふ、すっかり仲良しですね♪」
エマ「うん♪」
姫乃「あぁもう……。……まあ、いいですよ……今くらい……」
──こうして……長かった戦いは……終わったのだった。
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